大学院タイトル

獣医生命科学研究科長メッセージ

獣医生命科学研究科長
新井敏郎

 大学の社会的使命は優秀な人材の育成と有用な知の発信といえます。近年、大学の実力は教育力と研究力の総和で評価されるようになってきており、特に大学が高い評価を得るためには研究力の向上が不可欠です。本研究科が研究対象とする学問分野は、安全で安心な食料を生産・流通させるための動物科学や食品科学、動物の健康を守る獣医学や獣医保健看護学などいずれも人を含めたすべての動物の健康を維持するために必要な研究領域です。昨今、獣医療をはじめとする関連分野では、動物と人およびそれを取り巻く環境(生態系)を相互につながったひとつのものとして捉え、その「ひとつの健康」を維持していくことが生態系の健全性確保にもつながるとする「One World-One Health」の理念が広がっています。この理念は、本研究科の目指すべき方向と軌を一にしています。現在、わが国では、超高齢社会に突入し、医療費や介護費用の増大が大きな社会問題となっており、また、犬や猫の寿命も大幅に延伸し加齢に伴う疾病の増加も予想されます。本研究科では、このような社会情勢に即応し、連携協定校である日本医科大学、明治薬科大学、東洋大学、東京医科歯科大学とも協力して、人や動物が健康で長生きできる社会の実現を目指し、「One World-One Health」の理念に基づいた高度な研究を推進してまいります。