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動物生理制御学教室の卒論中間発表会

助教 渡辺 雄貴(動物生理制御学教室)

 令和4年12月20日(火)に動物生理制御学教室では、第4回の教室中間発表会(研究進捗報告会)をおこないました。今回のA-Reportでは、その報告と合わせて動物生理制御学教室について簡単な紹介をしたいと思います。

 動物生理制御学教室では、毎年5~6回の中間発表(研究進捗報告会)をおこなっています。これは、2月に控えている卒論発表会や、卒業論文の完成というゴールに向けて、教室メンバーで各自の実験結果についてのディスカッションや、学生の発表スキルの向上、卒論研究の方向性の軌道修正などを目的としています。また、今年度から毎回の中間発表に合わせて、レジュメの提出もおこなうことで、学生さんの文章力の強化も目論んでいます(加えて、卒論要旨締切前にバタバタしないようにという裏の目的もあります)。なお、発表者は、基本的には卒論生が対象です(修士学生は別の機会におこなっています)。

 今年度の教室中間発表の発表者が12名と比較的多いため、通常、中間発表は2日にわけておこなっていますが、この日(12月20日(火))の発表会は、半日に詰めておこなうことになりました。また、コロナ禍ということもあり、対面とオンラインのハイブリッドでおこないました。

 当日は、4年生が一人ずつ、卒論発表会の本番さながらの発表時間7分を設けて、自分達で作ったスライドを示しながら卒論研究のプレゼンテーションをおこないました。発表者の4年生は皆、原稿を見ずに堂々と発表しており、これまでの中間発表の経験が生かされている様子が垣間見えました。とはいえ、今回の中間発表で新たな課題が見えたと思いますので、2月頭に控えた本番までにしっかりと修正し、ベストなプレゼンテーションができるよう取り組んで欲しいと思います。

 プレゼンテーションといえば、私自身が学生時代のときの指導教官の教えで、「いいプレゼンテーションは、オーディエンスへの思いやりと心配り」があります。聴衆を置いていかない、迷子にしないプレゼンテーションがいいプレゼンテーションだということに読者の皆さんも異論ないと思います。自分がやってきた研究というのは、前のめりになってしまいがちで、意識していないと相手のことをついつい置いていってしまうことがあります。私自身、まだまだプレゼンテーション技術の伸びシロを感じていますので、学生さんと一緒に成長していければと思います。

 さて、4年生は卒業まであともう少しです。
 3年生の前期に各研究室に配属されてから、およそ1年半。研究室では楽しかったことや辛かったこと、さまざまなことがあったと思います。どの教室の4年生も、これまで研究室生活で頑張ってきたことを出し切って(やりきって)、悔いの残らない卒論発表会当日を迎えてください。そして卒業論文を完成させ、有終の美を飾りましょう。

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