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牧場だより「継・いのち」 第171号 | 初日の出
第171号:初日の出
吉村 格(教授/牧場長)
2017/01/24 更新
事務所前に地上に頭を少しだけ出した噴石があるのだが、それに左足を載せて富士山の写真をいつも撮っている。写真はそこから撮した今年の「初日の出」である(写真上)。もう1枚は1枚目を撮った後に、牧場で動物が入らない写真は寂しいと思い、干支でもないのに緬羊の放牧地まで急いで場所を移して撮ったものだ(写真下)。実は、富士山の稜線が明るくなって、太陽の頭の先っぽが出るまでには随分と時間がかかるのだが、一瞬の閃光を見せた途端に瞬く間に眩しい輝きとともに、太陽は全貌を見せ始める。そのため1枚目を撮った後の移動で息を切らせながら2枚目の写真は慌ててシャッターを押した。
いつも悩んでいるのだが「初日の出」は何をもって「初日の出」と定義するのかは私にとって悩ましい問題だ。というのも、自宅から富士アニマルファームまでの30kmの道中、多くの人たちが集まっている場所が何ヶ所もある。街中の歩道橋、まかいの牧場、朝霧高原の元料金所など、正月早々にご苦労なことだと思いながら通り過ぎる。勿論彼らの目的は「初日の出」に手を合わせたり、それを写真に収めることだ。通りすがり私は何ヶ所もの「初日」という太陽を後方に見送りながら牧場に到着するのだ。そういうことがあったとしてもなかったことにして、富士アニマルファームの事務所前の噴石に左足を載せて、カメラのバインダーから覗く1月1日の太陽を私にとっての「初日の出」としている。
太陽は今日の日の出を毎日繰り返しながら、富士山右側の稜線を少しずつ頂上を目指して這い上がっていく。あんなに喜ばれた正月の太陽だが翌日にはそれほどでもない。この太陽が右側の稜線の頂に到着するのは2月10日、頂の真ん中が2月15日頃となる。単に天体に散りばめられた一つの恒星の動きを見て我々は「初日の出だ」「ダイヤモンド富士だ」と言って感情移入をしているに過ぎない。冬至以来日照時間は少しずつ延び続け、現在夕方の5時は少し明るい。太陽が富士山の頂上を過ぎると今度は一気に日が延びて春の気配さえ感じるようになる。その時期は一年の中で一番厳しい最も寒い季節にあたる。
「初日の出」に象徴される「新しい朝が来た」は希望の言葉である。耐え続けてきた意に沿わない嫌なことや毎日毎日の日常の中では変えることが出来ない諸々のことを、一年一回の「初日の出」という非日常性に我々は生まれ変わりを誓う。一日一日の積み重ねが重要なことは十分に承知しながら一年一回の「初日の出」という祭事に希望を託す。来年の「初日の出」に手を合わせている自分の笑顔を想像すると、今日から始まる一日一日の労苦は人生の貴重な体験として受け止め耐えることが出来る。今年の正月はお天気にも恵まれ素晴らしい「初日の出」を見ることができた。天の心憎い動きに感謝している。