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動物リハビリテーション

日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

動物リハビリテーションについて

 リハビリテーションとは、本来あるべき状態へ身体機能を改善させ、少しでも快適な日常生活を過ごせるように、生活の質を向上させる手段です。リハビリテーションには、運動機能を改善させるために実施する理学療法の他、栄養管理や動物看護の要素も多く含まれます。薬や手術などで症状の改善が早期に回復する治療法とは異なり、どうしても時間をかけて継続していく必要もあります。そのため、症例の状態をしっかりと把握して、その症例に必要なリハビリテーションを考え実施していくことが大事ですが、飼い主様にもご自宅で継続して実施していただけるリハビリテーションを考えることも重要です。獣医師、愛玩動物看護師、そして飼い主様とチームとなって、症例の生活の質が少しでも向上できるよう本医療センターでは動物リハビリテーションに取り組んでいます。

リハビリ1 リハビリ2

対象となる症例

・整形疾患や神経疾患の機能改善(手術後も含む)
・高齢動物の日常生活改善 など
*手術の内容や状態によっては、リハビリテーションを実施することで悪化させてしまうこともあります。また、手術適応の疾患に対して、手術を実施せずにリハビリテーションを実施することで、動物へ苦痛を与えてしまう場合があります。治療するべき疾患がある場合には、その治療と一緒にリハビリテーションを考えた方が良いこともありますので、かかりつけ医にご相談ください。

治療の流れ

 担当医が症状や状態に応じて、ご自宅で実施可能なリハビリテーションについてご家族の方にご提案いたします。水中療法や専用の装置等を用いたリハビリテーション実施の効果が高いと判断する際には、1回/週~2回/月程度の通院での実施をお勧めいたします。その場合には、診療日の午前中90分程度お預かりして実施させていただきます。なお状態によって治療期間は異なります。
当動物医療センターは完全予約制となっておりますので、治療相談を希望される方はかかりつけ医よりお電話にてご予約をお取りください。