診療のご案内

■放射線がん治療について

 本医療センターでは、放射線治療装置(リニアック)を用いたがん治療を行っています。
 放射線治療装置(リニアック)とは、体の外側から放射線を照射し、がん等の病気を治療したり、痛みを緩和する装置です。
X線撮影に使用する放射線の数十倍のエネルギーの放射線を使用します。
 2019年1月より本学に導入された新しい放射線治療器には、80対の高精度なマルチリーフコリメータが装備されており、腫瘍の形状に合わせた複雑な照射野を作成することで、出来る限り正常組織への被爆を防ぎながら腫瘍への照射を行う事が出来るようになりました。また、治療の際に寝台の上でコーンビーム技術による3次元のCT画像を撮影することでポジショニングの誤差を補正し、より正確な位置で照射を行う事が出来るようになりました(IGRT)。
 今後これらの技術を生かし、強度変調放射線治療(IMRT)や定位放射線治療(SRT)といった高精度な位置決めを必要とする照射にも対応すべく、現在準備を進めております。

■放射線治療の対象となる腫瘍(代表例)

    鼻腔内腫瘍、脳腫瘍、口腔内腫瘍、皮膚肥満細胞腫、軟部組織肉腫、骨盤腔内腫瘍、骨腫瘍(疼痛緩和目的)など

■治療の流れ

  • 担当医が問診、画像診断や病理診断等の結果から、放射線治療の適応があるかどうか判断します。
    (完全予約制です。治療相談をご希望される方は、必ずかかりつけ医よりお電話にて「放射線治療相談希望」とお伝えいただき、予約をお取りください)
  • 適応の場合には放射線治療を行う前に治療計画用のCT画像を撮影し、照射する範囲や方向を決定します。
    そのため、治療開始までに1週間程度の準備期間を必要とします。
  • 治療は週1~5回の頻度で約1ヶ月間行われます。
    動かない程度の全身麻酔下で1回約5分程度放射線を照射します。

※治療期間中は外来通院を基本としていますが、週に何回も通院するのが難しい場合には、入院対応もしています。
 お気軽に担当医にご相談ください。

■関連ページ

・学校法人日本医科大学広報誌「One Health Vol.532」 特集記事(PDF)