私は、8月の2日間にわたり開催されたオープンキャンパスに動物生理制御学教室のオープンラボスタッフとして参加しました。私が高校3年次に動物科学科のオープンラボへ参加した時、スタッフ学生と先生から大学生活や研究内容について説明をうけ、自分の学びたいことが明確になり、本学への進学を目指しました。さらに研究室の企画でもある「DNA抽出体験」によって、分子を扱う技術や勉強について強く興味を持つきっかけになりました。
今回はスタッフとして、研究内容を文字や言葉だけでなく、写真や卵の展示を活用し受験生に伝える工夫をしました。研究室企画の「DNA抽出体験」と「大腸菌の観察」では、参加者の皆様方が積極的に質問をして下さったので、とても嬉しかったです。また、体験企画で参加者の方々と打ち解けることで、大学生活や勉強法について質問を交えながらお互いにリラックスしてお話しできました。私たち室員のお話しが、受験生の進路決定のお役に立てたなら幸いです。
今年のオープンラボを通じて、これから受験生になる生徒や保護者の皆様方にも、動物科学科の魅力が伝われば嬉しいです。主催者側として活動してみて、研究内容への理解度が深まり自分自身にとってもプラスに繋がりました。今後の研究生活の取り組みに有益な活用を求め、自分の研究に励みたいと思います。
今年は、67名が実験を行いました。すべての生徒が興味深く熱心に実験に取り組んでいたのを見て、今年度も実施して良かったと実感しております。今後の進路、あるいは高校の授業の理解度を深めるために役に立てば幸いです。
また、担当した学生も達成感に満ちあふれた笑顔でした。中には、今回の動物生理制御学教室の実験を高校生の時に同じオープンキャンパスで体験し、今度はスタッフとして参加した学生もいます。スタッフ学生は生徒に教える立場になり、積極的に予習やイベント図を作成し、とても意欲的に取り組んでくれました。