学生からのレポート Report

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3年次ゼミの振り返りと4年次の抱負

4年次 上村麻里亜(食料自然共生経済学教室)

 私は「人と自然、動物が共生する持続可能な社会の実現に貢献したい」と考え、食料自然共生経済学教室に入室しました。研究室では主に、アニマルウェルフェアに配慮した家畜の飼養管理に関する文献を読み、日本とEUの取り組み状況を比較しながら日本の課題について議論を交わしたり、農林水産省の「食料・農業・農村白書」の輪読や白書の内容を英訳する英語ゼミなども行なったりしてきました。慣れない作業に手間取ることもありましたが、これらの活動を通じて知識だけでなく、「考える力」や「必要な情報を見極める力」、そして「他者に自分の意見や考えを分かりやすく伝える力」を養うことが出来たと感じています。3年次に行う「一人一研究」では国内消費量が低迷している日本茶に着目し、『日本茶の生産・消費の現状と消費拡大に向けた取り組み』というテーマで研究を行いました。研究では約40もの文献・書籍を用いて、日本茶の生産・消費動向や海外への輸出状況、健康効果、飲用以外の利用法などについて調べ、日本茶の消費拡大に向けた課題や今後の展望について考察しました。卒業論文では、「生き物マーク米の現状と課題」をテーマに研究を進めています。

▲ゼミの研究発表の様子①

4年次 宮﨑春妃(食料自然共生経済学教室)

 新しい年度が始まり、学年がまた一つ上がりました。4年生として最後の大学生活、一日一日を大切に過ごしたいと思います。
 春休みが明け、私の所属する研究室でも、ゼミ活動が始まりました。私が現在所属している研究室は、食料自然共生経済学教室です。ゼミでは、主に卒業論文の進捗報告とグループディスカッションを行っています。今年度最初のゼミでは、まず3年生の間に取り組んだ「一人一研究」の発表会をしました。発表では、質疑応答の時間が設けられています。質問や感想を相手に伝えることで、さらにお互いを高めあうことができました。
 「一人一研究」とは、持続可能な食料の生産・流通・消費をメインテーマとして、自分の好きな題材で論文を執筆することです。私の場合は、「養豚経営を事例とした飼料用米の課題と今後の展望」というテーマで取り組みました。論文や書籍を読み込み、情報の整理とその考察を通して、論文を完成することできました。卒業論文はこのテーマを継続する予定ですが、実際のアニマルウェルフェアに配慮した養豚経営体での聞き取り調査も行い、新しい動向を分析したいと考えています。

▲ゼミの研究発表の様子②

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