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ファームステイのすすめ

4年次 都築 祐紀(動物社会科学教室)

 あっという間に4年生になった大学生活の中で一番心に残っているのは、1年、2年、3年次となんだかんだ毎年行っていた北海道でのファームステイです。

 1年次の夏は稚内へ、2年次の早春は豊富町へ、3年次の夏は友人と猿払村へ行きました。中学生の頃から北海道に移住することが夢だった私にとって、ほぼタダで長期間北海道に滞在できるファームステイは最高の機会でした。

 滞在中、早朝は牛舎作業と搾乳をし、日中は観光か子どもの遊び相手か昼寝をし、夕方はまた牛舎作業と搾乳作業をし、夜はおいしい食事で腹を満たし眠りにつく。壮大な景色と緑に囲まれ、常に動物が身近にいる環境下で本当に楽園でした。東京に帰りたくなかったです。

肥育中の黒毛和種経産牛

▲全長16kmのエサヌカ線

 3年次に猿払村へ行ったときは友人と一緒でした。家族以外の人と同じ部屋で共同生活するのは初めてだったため、途中で不仲にならないか、ケンカしないか正直不安でした。しかし、全くそのようなことはなく、むしろ仲が深まり今では気を遣わない間柄です。雑に扱っても怒られません。

 ファームステイ中、実際に現場で多くの経験を積み、知識を深められることはもちろんですが、人との出会いも醍醐味の1つです。出会う人達は皆とても優しく明るくて、仏と呼ばれている一家がいたり、第2の姉と慕うほど仲良くなった方もいます。今でも連絡を取り合っており、私の夢を応援してくれています。

 初めての土地で、しかも一人ぼっちで、知らない人の家で長期間一緒に生活することは気が引けると思います。でも、勇気を出して一歩踏み出してみてほしい。今まで見たことがない真新しい世界が待っているはずです。ぜひ、ファームステイにチャレンジ!

追伸:力仕事に自信がない方は、ファームステイ先の方と相談しながら体調管理に気を付けましょう!(by バテた友人)

▲獲れたてホタテのバター醤油焼き

▲サロベツ原野でひとりぼっち!

▲作業中肩に乗って来るダイフク(右)

▲ワルい顔してるモモちゃん

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