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動物科学科の新入生オリエンテーション

教授 藤平 篤志(動物科学科1年次担任)

 動物科学科では例年、4月の第3木曜日および金曜日に新入生のオリエンテーションを行います。コロナ禍前には付属牧場の富士アニマルファームおよび富士サファリパークへ1泊2日で行っていましたが、最近は初日に日帰りで富士アニマルファームの見学、2日目は大学内で卒業生の講演会の聴講および新入生の自己紹介というスケジュールになっています。

 今年は4月17日(木)に大型バス3台で正午ごろに富士アニマルファーム到着を目指して出発し、途中、談合坂での休憩、予定通り正午過ぎに現地に到着しました。富士セミナーハウスという宿泊施設の食堂での昼食後に快晴の富士山を背景に記念撮影を行い、その後、新入生は12班に分かれてアニマルファーム内を引率教員の説明を受けながら1時間半程度見学しました。富士山の麓の天気は不安定で晴れていると思ってもすぐに雲や霧が出てくるのが普通ですが、この日はアニマルファームの滞在時間中は快晴が続き富士山が常に見えている中でのファーム見学となりました。体調不良で残念ながら3名が欠席となりましたが、130名の学生と16名の教員が相互に積極的にコミュニケーションを取りながらの日帰り見学会となりました。

▲富士セミナーハウスと富士山を背景にした集合写真(1日目)

 2日目の4月18日(金)は学長、鈴木浩悦先生の挨拶から始まり、午前中は卒業生2名の講演を聴講しました。講師としては横浜動物園ズーラシアに飼育員として勤務されている藤澤加悦さんと製薬受託企業の株式会社新日本科学に勤務されている谷平晃さんに来学いただきました。お二人ともご自分の学生時代に力を入れていたこと、就職活動、卒論および現在の業務に関してお話しいただき、新入生にエールを送っていただきました。講演後には多数の新入生が挙手して質問し、設定した質問の時間では足りなかったようで、午前中の講演会終了後に各講演者の前に質問を目的とした新入生の長蛇の列が出来ていました。藤澤さんも谷平さんも最後まで丁寧に質問に対応いただき、新入生にとっては今後の学生生活を送る上で貴重なアドバイスを得られたと思います。2日目の午後は新入生の自己紹介でオリエンテーションは終了となりましたが、その後も自己紹介で分かった同じ趣味同士が集まり講義室に残って交流を続けていました。

▲卒業生の講演(2日目)

 2日間を通じて、アニマルファームでの動物との関わり、学科での勉強内容と卒後のキャリアプランの例を学び、加えて友達づくりのきっかけにもなり、皆、表情に充実感を醸し出していたように感じました。新入生の皆さんの4年間が素晴らしいものとなるように担任としては祈っております。




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