本学学生(食品科学科)が中級バイオ技術者認定試験成績優秀者に選ばれました
本学の食品科学科2年次の力丸希望さんが、令和5年第32回中級バイオ技術者認定試験で優れた成績を収め、優秀賞を受賞しました。力丸さん、成績優秀者受賞、誠におめでとうございます。大変名誉な賞の受賞に対して、誇りに思います。この賞は、NPO法人日本バイオ技術教育学会によって認定されるバイオ技術者認定試験において、特に優れた実績を挙げた学生に授与されるものです。力丸さんには、主催団体理事長からお預かりした表彰状と副賞が鈴木浩悦学長より贈呈されました。なお、本学からの当該優秀者は6人目となり、中級試験においては2人目の受賞者となりました。
バイオ技術者認定試験は、バイオ技術の進歩に対応した技術者の教育・養成を目的に行われています。本学の学生は中級試験(2年次以上)、上級試験(3年次以上)に受験資格があり、バイオ技術分野での専門知識とスキルを高めることが期待されています。この中級バイオ技術者の資格試験は、2002年に食品科学科の食品バイオテクノロジー教室により本学に導入されました。現在は全学部・学科学生および大学院生を対象に中級、上級試験が実施されています。本学では、バイオ技術者認定試験をサポートするために、学内に(任意組織)バイオ技術者認定支援委員会を設置しています。この委員会は、資格のメリットや試験対策ゼミ、質問への対応に取り組むことで、学生が試験に向けて準備しやすくなるよう支援しています。この取り組みは、バイオ技術者認定試験対策にとどまらず、バイオ関連授業科目への学習意欲も向上していると感じています。バイオ技術者認定支援委員会は引き続き、バイオ分野の専門家を育成し、学生のキャリア形成をサポートしていきます。皆さんも、ぜひこの試験に挑戦してみてください。
最後に、事務部教務課職員の皆様には、本学試験会場の設営と試験実施にご尽力をいただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
(文責:中尾 暢宏)
▲左から中尾准教授、原講師、受賞した力丸さん(中央)、鈴木学長、近江教授
- (任意組織)バイオ技術者認定支援委員会
- 獣医保健看護学科 教 授 近江 俊徳
- 動物科学科 准教授 中尾 暢宏
- 食品科学科 講 師 原 宏佳
≪受賞者のコメント≫ 食品科学科2年次 力丸希望
私は3年次以降の研究室活動を行うにあたって、バイオ技術関連の研究を行いたいという思いがあり、知識をより深めたいと考えて中級バイオ技術者認定試験を受験しました。試験を受けるにあたっては、対策問題集の問題を解いて傾向を把握するとともに、問題集の解説を読んで正解の選択肢以外についても理解するようにしました。少ない勉強時間の中でも意欲的に取り組み、多くの知識をつけて挑戦しました。また、1, 2年次に受講した遺伝子工学や分子生物学等、関連する講義で得た知識も合格の一助になったと思います。
合格しただけでなく成績優秀者に選ばれたと聞き、驚きつつも大変うれしく思っています。今後は、中級バイオ技術者認定試験で得た知識を活かして、3年次以降の研究活動に取り組みたいです。また、今回の経験を活かして上級にも挑戦したいと思います。