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日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

ChatGPT 等の生成系 AI について

 昨今、ChatGPTを始めとした生成系AIが複数開発・発表されており、その使用について多数報道されています。しかしながらインターネット上にある膨大なデータから文章等を作成する生成系AIはまだ開発途上にあり、出力情報の信憑性や権利侵害の可能性など、多くの疑問が持たれています。現在、研究と教育に分けて、その影響を推測し、使用禁止事例や使用に当たっての指針を作成していますが、現段階で学生の皆さんにその使用について以下の基本的な注意事項をお知らせいたします。

・深層学習を行う生成系AIでは入力した内容がそのまま蓄積され、他の人が行う質問の回答に活用されてしまう恐れがあるため、機密情報や個人情報を含む内容の入力には注意が必要です。
・本学ではレポート及び提出課題や卒業論文等は学生自身が作成・執筆することを前提にしていますので、生成系AI等の文章等をそのまま転記した場合、不正行為とみなされる可能性があるとともに、学生本人の学力の向上に全く寄与しないことはいうまでもありません。
・出力された情報(文章や画像等)は著作権が他者に帰属されるものが含まれる可能性があり、出力情報を利用することにより著作権法違反となる可能性があります。また、出力された情報の真偽については利用する側の責任になります。

 また、文科省などから、本学の教育における 生成系 AI 等の利用に関わる方針等が示された場合に改めてお知らせします。

令和5年5月26日
日本獣医生命科学大学
  学長 鈴木 浩悦