
≪教育≫
富士アニマルファームにおける実践的な教育は、畜産に関する経験を全く知らない非農家の子弟が多く入学するようになった現在、学部の関連講座の教育と相俟って、事象の変化を観察し、実相を見極め、問題を発見し、その解決に進んで当たることのできる能力をもった人材を養成するために不可欠なものとなっている。社会での持続的な農業、環境保全型の農業、高品質や安全食材の生産への関心の高まりと共に、富士アニマルファームの活動や研究分野に関心を持つ学生が非常に増加しており、これらの学生に対する実習や卒業論文のための実験の指導が進められている。生産現場での学生への教育において最も重要なことは、若い頭脳を狭い学問領域に偏させることなく、幅広く農学分野を概観させ、総合的、体系的に捉えさせることである。これらの体験を通してはじめて、豊かな拡がりある人間性をもった人材を育てることが可能となる。このように夢と希望を持ち将来の目標を掲げて入学してくる若人を、将来の畜産分野で活躍できる人材として養成することこそが、教育に関わる我々の社会に対する最大の責務である。そのためにも富士アニマルファームにおける畜産学教育の一層の充実を図りたいと願っている。


■≪教育≫実施の詳細
実習の受け入れ
- 応用生命科学部
- 動物科学科 1年次 オリエンテーション (新入生のオリエンテーション)
- 動物科学科 2年次 農場実習 (動物科学科2年次選択必修科目)
- 動物科学科 4年次 家畜人工授精講習会 (動物科学科4年次 家畜人工授精講習会 牧場講習)
- 獣医学部
- 獣医学科 2年次 付属牧場実習 (獣医学科学外実習科目)
- 獣医学科 3年次 動物衛生学実習Ⅰ (獣医学科3年次必修科目)
- 獣医学科 4年次 動物衛生学実習Ⅱ (獣医学科4年次必修科目)
- 獣医学科 5年次 大動物臨床実習 (獣医学科5年次必修科目)
- 獣医保健看護学科 1年次 動物保健看護体験実習(獣医保健看護学科1年の必修科目)
その他
本学学生の自主的実習や勉強会
本学で実施される実習のために動物(山羊)や生産物(牛乳)を提供
海外の留学生や提携校教員の視察などを受け入れ
