平成17年に念願であった最新式の搾乳牛舎が竣工。学生達の実習や実験に利用しやすいように配慮がなされている。
学生達の産業動物の臨床実習が年に数回、セミナーハウスに泊りがけで行われている。
大型トラクター・ボブキャット・ユンボ・トラック・家畜運搬車などが整然と格納されている。
研究棟には実験室・サンプル保管室・資料室・談話室・更衣室が配置され、産業動物に興味を持つ学生達は週末を過ごす。
教室の教授から与えられたテーマに向かって、学生達は黙々と研究に取り組み、実験台の前で夜を明かす。
富士アニマルファームの入り口である。
富士山が美しい。放牧された馬が出迎えてくれる。
動物福祉の観点から、乳牛がストレスとをなるべく受けないように快適に過ごせるために、毎日数時間を放牧している。
第一胃内に生息する微生物に優しい環境を与えるため、定められた時間に1頭1頭きめられた量の飼料を与える。
絞った乳は出荷するまでの間、冷蔵し保管される。衛生には十分に気を遣っている。
乳質は管内でトップの成績である。
オリオン社製のキャリーロボを導入し、1日2回の搾乳を行っている。32頭の乳牛を約1時間で搾り終わる。
搾乳牛は中部資料の配合飼料を利用している。栄養の過不足が生じないように自動給餌装置と連結して作動する。
搾乳牛舎から1日2回搬出された糞尿の処理は堆肥舎で行われ、発酵され熟成したものは草地に還元される。
産業動物の臨床実習は、学生も動物も怪我をしないようにと枠場に保定して行われる。