富士アニマルファームMENU

牧場だより「継・いのち」

日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

第153号:来場者

吉村 格(教授/牧場長)

2015/12/15 更新
 今年も富士アニマルファームには実習や研究をはじめ、見学、視察、遠足、動物とのふれあい体験など、学内外から多くの来場者があった。今年の日誌をつぶさに眺めると実施されたそれらの一つ一つの内容が思い出される。先日開催された牧場運営委員会では担当の委員の先生方から「概ね満足」という有り難い評価を頂き、指摘して頂いた箇所に対しては来年に向けて修正を始めている。全ての要望に応えることは出来ないが、来年も多くの皆さんに来場してもらえるように現在の我々のもつ能力で可能な限り対応したいと考えている。
 さらに富士アニマルファームにはこんな動物達も来てくれた。近くの農家で飼われているに違いないが、突如として2頭で我々の前に現れたときには驚かされた。富士アニマルファームの村松職員と一緒に記念撮影をした。ここには我々が実感できない魅力があるのかもしれない。数日後に再び2頭で現れてまた我々を喜ばせてくれた。しかし、翌年も帰ってくるという去年のツバメ。黒いツバメは特徴もなく判別できないが、去年我々の目を釘付けにした白いツバメは遂に今年は現れなかった。ここに問題があったのか、戻ってくる価値がなかったのか、それとも白い1羽だけのツバメは孤立無援の中で生き続けるのは困難であったのか、我々には分からない。自己評価とは実に難しいものである。