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牧場だより「継・いのち」 第165号 | 獣医学科2年次牧場実習を終えて
第165号:獣医学科2年次牧場実習を終えて
手嶋 隆洋(臨床獣医学部門 治療学分野Ⅰ 講師)
2016/09/08 更新
8月22日から25日にかけて、獣医学科2年次の学生を対象とした牧場実習を行いました。台風9号の影響により初日はあいにくの大雨から始まりましたが、本学の学生24名と麻布大学からの参加学生7名の計31名の学生達は悪天候に負けることなく4日間の実習を無事終了することができました。本実習の実施に当たり、吉村牧場長はじめ牧場スタッフの皆様、ならびに本学および麻布大学の参加教員の皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
参加学生のほとんどが牧場作業の体験や産業動物と触れ合った経験がなく、実習の4日間を通じて初めての経験が数多くあったかと思います。本実習の目的として、獣医師として必要な産業動物に関する知識や手技について学ぶことが挙げられます。しかし、それ以上に重要なこととして、我々の生活に欠かせない酪農や畜産の現場を体験し理解することではないかと思います。今回の実習を通じて、学生達は我々が牛乳を常日頃飲めるのは酪農家の甚大な努力の賜物であることを知識としてだけでなく実際に体験したうえで理解し、そこに携わる獣医師の役割や使命をより一層感じてもらえたのではないかと思います。また、4日間ではありますが寝食を共にしながら様々な経験を共有した本学と麻布大学の学生達が今後もいい関係を持続してもらえることを願っています。