2018年度の新入生オリエンテーションが4月19~20日の日程で、富士アニマルファームにおいて行われました。オリエンテーションでは、動物科学科の先生方より研究や充実した学生生活についての心得をご教示いただき、親睦会では気の合う仲間を見つけては声をかけて、たくさんの友達をつくることができました。
私は小学5年生の時に、武蔵野市の土曜学校、「日本獣医生命科学大学アニマルファーム体験クラブ」に参加し、一泊二日の牧場体験をしました。この体験クラブでは、全く知らない小学生が集まり、不安はありましたが、牧場での羊の毛刈りや乗馬体験、子牛にミルクをあげたり、アイスクリーム・ソーセージを作ったりといろいろな体験をさせていただき、感動の二日間でした。また、馬や牛など日常では触れ合う機会の少ない動物を直接感じることができ、その時の経験が牛や羊などの産業動物に興味をもつきっかけとなりました。それから8年が経ち、ここで学びたいという夢を追い続けて動物科学科に入学しました。今回のオリエンテーションは体験クラブと同じ、誰も友達がいない境遇でしたが、あの頃からは成長し、夢と希望に満ち溢れています。8年前の認定証が合格通知に継がれたのかと思うと、充実感と懐かしさのあまりに、新しい友達と夜遅くまで語り合うことができました。
オリエンテーションでは、動物の品種や特徴について説明していただきましたが、私は知識と経験の少なさを感じ自信を失ってしまいました。でも、これからは知識も経験も身につける機会は十分あると思います。現場でしか学べないこともたくさんあることを知り、4年間の学生生活を過ごすにあたって、希望を抱いた富士アニマルファームで家畜を学べることがとても楽しみです。
オリエンテーションで8年振りに吉村格教授とお会いし、体験クラブの話題で盛り上がりました。牧場だより「継・いのち」に、私の幼少の頃からの希望を継いだことを紹介したいという思いから、寄稿をさせていただきました。4年間の学生生活を、希望あふれる未来に向かって走り続けたいと思います。