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第211号:獣医学科3年次 動物衛生学実習を終えて

獣医学部獣医学科 獣医衛生学研究室 教授 田中 良和

2019/8/30 更新

 獣医学科では、コアカリキュラムによる動物衛生学実習の一環として、牧場実習を行なっています。牧場の吉村先生をはじめとするスタッフの方々、本学科の教員、大学院生、実習講師の先生方に御協力していただき、何とか無事、実習を終えることができました。この場をお借りして厚く御礼申しあげます。

 さて、実際の実習に関してですが、7月8日から7月11日の間、学生を2班に分け1泊2日ずつ、実習を行ないました。天候には恵まれませんでしたが、逆に過ごしやすい毎日となりました。実習の目的は、産業動物(牛、馬、豚)の扱いに慣れること、すなわち、動物の習性や生理学的な行動を知ることをメインとし、同時に動物の個体識別法、保定法、体重測定法、体温、呼吸数、心拍数の取り方などの実習を行ないました。産業動物に接するのが初めての学生も多くいました。牛の力強さ、馬の恐ろしさ、豚の悲鳴など初めての経験をした人たちも多かったと思います。また、朝夕は主に牧場の管理システムの説明、畜舎作業(飼養、畜産廃棄物処理)、搾乳を各班ローテーションで行い、朝4時50分集合の予定でしたが学生はまじめに15分前には集まっていました。また、実習期間中に削蹄技術を全学生が見学することもでき、牧場実習でしか体験できないことも行なうことができました。さらに今年度から新しい育成牛舎において牛の管理を行うこともでき、安全を保持し、牛の管理を学ぶこともできました。
 コアカリキュラムの実施に伴い、高学年での産業動物臨床実習を行なうための基礎として本実習は重要な意義を持ちます。実習内容を精査し、より臨床に連動するためには、いかにすれば良いかということが今後の課題となります。