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牧場だより「継・いのち」

日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

第220号:再会

ミレニアム愛馬会 幹事 椋田れい子

2019/12/23 更新

 現在、富士アニマルファームでお世話になっている、マイネルミレニアム号に会うため、東京から不躾にも訪れた私共を、お忙しい中、快く迎え入れて下さった吉村牧場長。

 大好きなミレニアム号と2年ぶりの再会です。
私が乗っている乗馬クラブの退厩時、寂しくて号泣した私は、様々な感情が入り乱れ、またしても泣いてしまうのではないかと、心中、ドキドキしておりました。が、厩舎にいたミレニアムのあまりに緩い雰囲気に、泣くどころか大爆笑の再会。会えるだけでも有り難いことなのに、吉村牧場長の計らいにより、乗馬までさせて頂けることに。日頃、広々とした放牧地に放され、悠々自適な暮らしをしているミレニアムと、同牧場にいるウィング号にも跨がらせて頂き、富士山をバックにした絶景の中、吉村牧場長の熱い指導と軽快な話を聞きながら、笑いの絶えないとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 様々な馬生がある中で、競走馬として生まれ走り、誘導馬・乗馬として働き、最後に辿り着いた第三の馬生に待っていた先が、富士アニマルファームであったミレニアムは本当に幸せ者だと思います。

 私は馬が好きです。
馬生の在り方を考え出したら、きりがなく、胸を痛めることも多い。自分らに出来ることは、目の前にいる存在に愛情を注ぎ、意識を向け丁寧に接することくらいです。今回、訪問させて頂いたことで、更に感慨深いものがあり勉強になりました。今回はミレニアムと、笑顔で別れることができたのも、富士アニマルファームの方々のお陰です。本当に感謝しております。今後とも、わがままなミレニアムを宜しくお願い致します。