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牧場だより「継・いのち」

日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学
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第236号:牧場長就任のごあいさつ-動物資源科学への新たな挑戦-

2021/5/7 更新

牧場長 長田 雅宏

 2021年4月より牧場長を拝命しました、システム経営学教室の長田でございます。6年振りに牧場運営に携われる喜びを感じております。時代の変遷とともに付属牧場の使命も大きく変わろうとしております。新たな挑戦と題し、ここに所信を述べさせていただきます。
 富士アニマルファームの使命は、魅力ある大学を築くために、世界へ向けて情報を発信することと考えております。また、産業動物の臨床、食料・環境問題を十分に議論できる研究・教育の場として、付属牧場の改革を進めてまいります。キーワードは多様性と医農連携です。はじめに、乳牛偏重の飼養体制から多様性に富んだ家畜の飼養、具体的には、わが国が誇る黒毛和種の繁殖・肥育一貫による牛肉生産を行います。次に、牧場実習、収益型酪農教育ファームの実践など、多くの学生が牧場に滞在しながら、武蔵境キャンパスの授業を受けられるサテライトキャンパス構想の実現、フィールドサイエンス研究室を設置し、学科を超えた研究体制を確立いたします。さらには、牧場で生産された畜産物のブランド化、例えば、アニマルウェルフェアに配慮して生産される5大乳用種の牛乳・乳製品や環境保全型の飼養管理により生産された健康牛肉など、医農連携アイテムを開発し、付属病院をはじめ各キャンパスやアンテナショップ等での販売を検討してまいります。何よりも研究・教育に軸足を置き、日本の食料生産に貢献できる牧場として世界に発信してまいりますので乞うご期待です。
 以前の農学人気は影を潜め、農業・食料生産の分野をなおざりにした結果、わが国の食料自給率は惨憺たる状況です。今こそ、本学の特色である動物資源科学の分野を王道に、魅力ある大学、社会に貢献できる牧場の構築に邁進する所存です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。