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獣医保健看護学科のコロナ禍での実習の様子を紹介します

獣医保健看護学科広報委員会

 2020年は世界中が新型コロナウイルスの流行により混乱した年でした。新しく2021年度を迎えようとする今も、たくさんの人が不安を感じているのではないかと思います。一日でも早く安心した日常生活を送れる状況になることを願っています。
 2020年度は、感染対策を講じながら様々な受験生向けイベントを実施してまいりました。一昨年の2019年度まで実施してきたような、来校いただいた皆様と直接お話ししながらのイベントを実施することができませんでしたが、webオープンキャンパスやweb進学相談などを開催し、たくさんの受験生や保護者の皆さまとお話しする貴重な機会を頂戴することができました。その中で、「コロナ禍では一体どのように実習を行っているのですか?」という質問を多数いただきました。今回は、新型コロナウイルス対策を行いながら実施してきた獣医保健看護学科の実習の様子を紹介したいと思います。

 本学は段階的な大学活動の解除・再開を検討しながら、2021年3月現在も入校制限や部活・サークル等の活動自粛を継続しています。2020年度後期(2020年9月下旬以降)の講義も原則として遠隔形式で実施することになりました。一方、実習については対面形式で実施しなければならない内容も多く、実習の規模縮小や開始期間・開始時間を変更したうえで対面形式により実施して良いこととされました。このような本学の新型コロナ対策の方針に則り、獣医保健看護学科では多くの実習を遠隔形式と対面形式を組み合わせた「ハイブリット形式」で実施いたしました。対面形式で実習を行う場合には、基本的な感染対策(手洗い・消毒、実習前の検温、マスク着用、換気など)を徹底します。また、参加人数や実施時間を調整することで「密を避ける」といった工夫もしています。例えば、1度に行う人数にも配慮しました。これまでは、多くの実習で学生約100人を2つの班に分けて、50人ずつで実施していました。しかし、コロナ禍では3密の回避が重要なので、実習室内の人数を減らすために約100人の学生を4班またはそれ以上の班に分けて25人以下で実習を行いました。その他に、実習時間の変更や短縮をはかり、学生の通学時間が電車の混雑時間帯と重ならないように配慮しました。

 実際に実習で行われた新型コロナウイルス対策の様子を、写真を用いながらご紹介します。実習室の前には注意事項を示したポスターを貼り(写真①)、実習室内に入る前には必ず検温と手の消毒を実施しました(写真②と③)。また、入室後すぐに石けんを用いて手洗いできるように準備しています(写真④)。要望があればフェイスガードや手袋を着用した実習参加も認めています。写真⑤と⑥は、獣医保健看護学科1年次に実施される動物形態学実習の様子です。例年であれば、1つの実習台に4人が座りますが、今年度は1つの実習台に1人もしくは多くて2人までが着席するように設定しました。なお、1つの実習台に2人が着席する場合には、間にアクリル板を設置しています。実習を担当する教員ももちろんマスク(またはフェイスガード)を着用して説明や技術指導を行いました。

▲①注意喚起のポスター設置

▲②実習室に入る前の検温

▲③実習室に入る前に手の消毒

▲④実習室の手洗い場と換気の様子

▲⑤1つの机に着席する人数を減らして実施

▲⑥アクリル板を使用した感染対策

 実習が終わったら、手洗い・消毒を確実に行った後に速やかに帰宅してもらうこととしました。実習終了後に疑問に思ったことを教員にすぐに質問できるなど、活発なコミュニケーションが「これぞ実習の醍醐味!」でもありますが、新型コロナウイルス対策中の現在はそういうわけにもいきません。学生が疑問に思ったこと・わからなかったことを直ぐに聞けて、教員が直ぐに応えられるシステムの導入が今後の課題になりそうです。
 多くの実習で、午前の部と午後の部に分けて実施され、入れ替えの合間に実験台や器具・器材などの徹底した消毒作業を必ず行い(写真⑦)、次の実習班を受け入れています。

▲⑦実習班の入れ替え前に消毒

 その他、実習に先立って、事前学習用に動画資料等を学習支援システムにアップロードするといった対応もなされました。実習に臨む前に事前配信動画を見てもらうことで、実習の効率化や実習内容の理解促進を図っています。

 多くの実習で上記のような感染対策が講じられています。新型コロナウイルス対策に万全を期するために制限の多い状況となりますが、学生の理解と協力のおかげで、学生と教員が力を合わせて実習を進めているという実感があります。コロナ禍のような状況でも、学生の安全を確保しながら学生の意欲が保たれる環境作りと学習方法を今後も開発し、より良い修学環境を提供していきたいと思います。