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新任教員インタビュー:宇田川 智野先生

獣医保健看護学科広報委員会

  本年4月に獣医保健看護学科 基礎部門 比較遺伝学研究分野に着任された宇田川 智野(うだがわ ちひろ)助教をご紹介します。宇田川先生は本学科を第2期生として卒業された認定動物看護師です。本学大学院 獣医保健看護学専攻博士前期・後期課程に進学され、博士号を取得された後に、国立の研究機関などで最先端のがん研究に携わってこられました。

【自己紹介をお願いします】

 はじめまして。4月より獣医保健看護学基礎部門 比較遺伝学研究分野に助教として着任いたしました、宇田川智野と申します。私は高校生の頃は、悲しい場面に立ち会うことが少なく楽しく動物と関わることができそうなトリマーになりたいと思い、当時お気に入りの専門学校への進学を考えていましたが、高校3年生の夏休み中に本学科の存在を知り、獣医療に限らず様々な事を学べることに魅力を感じて、2期生として入学しました。学生生活を送るうちに研究が楽しくなり、大学院に進学して研究の道に進みました。大学入学時には想像していませんでしたが、日獣大には9年間在学し、この度ご縁があって6年ぶりに教員として戻ってきました。

【本学に着任する前はどのような研究や活動を行ってきましたか】

 学生時代は、イヌの個別化栄養指導を目指して、脂質代謝との関連が示唆される遺伝子の多型解析を行いました。基礎系の研究を行っていましたが、大学院在学中の3年間は近所の動物病院で動物看護師のアルバイトをさせていただき、臨床現場への理解が深まる貴重な経験となりました。学位取得から本学着任までの6年間は、博士研究員としてヒトのがん領域で研究を行ってきました。患者さん一人ひとりに対して、実際に薬を投与する前に薬の効き方や副作用の出やすさを予測できるようなバイオマーカー(ゲノム上の目印)を探す研究を行ってきました。

【獣医保健看護学領域においてご自身の専門分野はどのような位置付けにありますか】

 私の専門分野である遺伝学や生化学は、1年次に開講されています。理由としては、獣医保健看護学において臨床、基礎、応用、いずれの分野へ進むとしても基礎となる、身に付けておくべき重要な知識だからです。例えば、血液検査の結果から動物の健康状態を把握する、栄養指導を行う、遺伝子解析を行うなど、様々な場面において遺伝学や生化学の知識が求められます。専門用語が多く、目に見えない現象で難しく感じるかもしれませんが、講義・実習・卒論研究を通してしっかりと学んでもらいたいと思います。

▲実験風景

▲ゼミでの学生指導の様子

【今後の抱負を聞かせて下さい】

 ゲノム解析技術はこの20年ほどで急激に発展し、ヒトの分野においてはゲノム医療の社会実装が進んでいます。獣医保健看護学領域においても、それらの技術を用いて地道な基礎研究を進め、研究成果を臨床現場や社会に還元していきたいと思っています。学生のみなさんと一緒に、日々進歩する技術・研究に楽しく向き合っていきたいです。また、興味を持って講義や実習を受講してもらえるような授業を展開できるように努めます。そして、みなさんが納得して大学卒業後の進路を選択できるように親身になってサポートをしていきたいです。これから、どうぞよろしくお願いいたします。

▲分野責任者の近江教授と一緒に
(比較遺伝学研究分野の実験室にて)