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カセサート大学(タイ王国)の学生さんが短期研修に来ました

学科国際交流委員会

 本校と国際学術交流協定を締結した提携校の一つであるカセサート大学(タイ王国)は、本学獣医保健看護学科に相当するVeterinary Technology学部があり、本学科では毎年短期研修を受け入れています。2024年度はVeterinary Technology学部4年生の2名が獣医保健看護学科で研修を行い、2025年2月17日から27日にかけての研修期間の間に各研究分野を周り、それぞれの専門分野について講義や実習を受けながら教員および学生と交流しました。

▲研修期間を終えた留学生と獣医保健看護学科の教員および大学院生

~大学院生より~
大学院獣医生命科学研究科 獣医保健看護学専攻 博士後期課程1年 澁谷玲紗

 私の所属する微生物・感染症学研究分野では、例年の研修で実験に使用する培養細胞の取扱いなど、実際に私たちが行なっている研究活動の一部を留学生に実践してもらいます。留学生の実習スケジュールに時間的な余裕がある場合は、お昼休みに一緒に食事に行くなど、実習以外の時間で交流を深めることもあります。

 今回来訪された留学生2名はVeterinary Technology学部に所属しており、培養細胞の取扱いもカセサート大学の実習で取り組んだことがあるとのことでした。そのおかげで実習がスムーズに進み、少し専門的な内容もお話することができました。その中で、お互いの大学がどのような講義・実習を行っているのかという話題になり、「日獣ではこんな講義があるよ」と話すと「似たようなことを私たちも学んでいるよ」との返答がありました。共通して学ぶことがある一方で、国によって実習の内容が微妙に異なることもわかり、その類似点や相違点がとても興味深く、会話が盛り上がりました。また、実習期間中にはちょうど本学の様々な研究が紹介される「ニチジュウシンポジウム」が開催されていたため、留学生と一緒に参加しました。発表は全て日本語ですので、理解するのは難しかったかもしれませんが、本学が取り組んでいる研究の内容やその雰囲気を感じてもらいました。

 実習期間中、すべてのコミュニケーションは英語で行っています。私は毎年のこの国際交流が良いきっかけになり、英語を勉強する機会を増やすように意識するようになりました。特に今回はシンポジウムの参加があったため、研究内容を英語で伝えられるようになりたいと強く感じ、また、日常会話もスムーズにこなせる英語力を身に付けたいと改めて感じました。将来、国際学会等で自分の研究について自信をもって発表できるように、国内にとどまらない広い視野をもちながら、語学学習も継続したいと思っています。



■関連リンク
動物生体機構学(大学院獣医生命科学研究科 獣医保健看護学専攻 博士後期課程(博士課程))
国際交流



▲2024年度のカセサート大学留学生の研修内容
(画像をクリックすると拡大します)