学生からのレポート

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獣医保健看護学科授業紹介:動物保健看護体験実習(付属牧場体験実習)

獣医保健看護学科
1年次 渡邊 和希

Q1 授業の詳細について、学びの内容がわかるように教えてください。

 大学に入学してすぐ、5月上旬に行われる初めての実習です。3日間、大学付属の牧場、富士アニマルファームに仲間と共に寝泊まりしながら、牛や馬、羊などの牧場にいる大動物を相手に実習を行います。動物への給餌や子牛へのミルクやり、乳牛の搾乳、厩舎の掃除といった牧場作業のほか、羊の毛刈りや乗馬をしたり、血液検査や聴診器を使った検査、牛の直腸検査も行います。獣医保健看護学科の学生にとっては数少ない大動物の実習なので、とても貴重な経験ができます。また富士アニマルファーム周辺の豊かな自然を利用した野外調査実習では、野生の鹿やキジが見られることもあります。

Q2 授業を通じて、どのような気づき(学び)を得られましたか?

 実際に動物たちを相手にするので、命やそのあたたかさを五感でしっかりと感じることができました。何をするにしても、相手にする動物たちとのコミュニケーションの取り方がとても重要で、吉村牧場長が一貫して仰っていた「人間に合わせてもらうのではなく、人間が動物に合わせる」ということが本当に大切なのだと知ることができました。特に毛刈りをする際の羊の保定(作業の安全性を目的に、効果的に動物を不動化する技術)や、牛の搾乳の方法や注意点に関しては、経験がなく手間取ることもありましたが、安全な保定法や動物を刺激せず作業を行う方法を学ぶことができ、動物保健看護学を専攻するにあたって必要となるベースを築くことができたと思います。また、身を削るようにして牛乳を作り出してくれた牛たちが、搾乳後に横になって身体を休めている様子を見て、改めて命を頂くことのありがたみを強く感じました。

Q3 授業の特長(魅力)や、体験してみての感想を教えてください。

 この実習最大の特長は、やはり生身の動物たちを相手にすることで、普段の座学の授業ではなかなか感じることのできない動物のぬくもりや産業動物の在り方を実際に目で見て肌で感じ、知ることができるという点だと思います。私たちが真剣に向き合った分だけ、動物たちも身をもって様々なことを教えてくれます。また、3日間のほとんどが少人数の班ごとの行動なので、詳細な部分まで丁寧に教えていただくことができ、深い学びを得られます。富士アニマルファームの眼前に迫る富士山の景色も圧巻です。
 将来、獣医療に携わりたいと考えている私にとっては、大動物を相手にする貴重な経験となり、これからの学修や実習に大いに役立つ有意義な時間を過ごすことができました。

■「動物保健看護体験実習」シラバス概要

授業のねらい

獣医保健看護学を学ぶ目的を理解させ、獣医保健看護学生としてのビジョン醸成を支援するためには就学後の早い機会に社会における関係分野の実情を見聞し、そこに働く人々の「息吹」に触れること(Early Exposure)が必要であり、最も有効な手段の一つと考えられる。

到達目標

施設(動物医療施設、牧場、民間・公共の検査施設、博物館、動物愛護行政施設、人体機能代替動物養成施設など)の見学実習を通じ、動物保健看護、あるいは人と動物とのありかたについて学ぶ。

授業形態

各施設における見学・体験実習を中心とするが、一部特別講義を実施する場合がある。