【研究期間】
2018年4月1日~2025年3月31日
【臨床研究の概要】
犬猫のてんかんは最も多い脳疾患であり、通常は複数ある抗てんかん発作薬(ASM)の単独または併用投与によって内科的な発作コントロール(3ヵ月に1回以下の発作頻度に抑える)を行います。しかしながら、およそ3割の患者さんはどんなに適切なASM治療を行っても発作がコントロールできない「薬剤抵抗性てんかん(難治性てんかん)」です。人医療では、この薬剤抵抗性てんかんに対して、複数種類の脳外科治療、すなわち「てんかん外科」が行われていますが、獣医療では行われていませんでした。そのため、本学動物医療センターでは2018年からてんかん外科についての臨床研究を行っています。
この臨床研究に協力していただける患者様には、てんかん外科の手術費や術後の検査費用が一部免除されます(手術の内容や各術式の例数によって免除額は異なります)。以下の条件に当てはまる患者様が本研究への参加を希望された場合は、下記メールアドレスまでご連絡ください。なお、この臨床研究については獣医師または動物病院からの問い合わせのみを受け付けます。飼い主の方におかれましては、お手数ですがかかりつけの動物病院または担当獣医師に下記アドレスへお問い合わせ頂くようご依頼下さい。
【対象となる患者】
3剤以上のASMを適切に用いて治療しても発作頻度が3ヵ月に1回以下とならない特発性てんかん、原因不明のてんかん、または非進行性病態による構造的てんかんと診断された犬または猫。
【問い合せ先】
vetepisurg(@mark)gmail.com
【関連リンク】
長谷川 大輔(研究者情報)
獣医臨床神経学研究室