研究内容
対象とする宿主動物はアリからクジラまで、それらに寄生する真核生物であれば全てを研究対象としています。寄生虫が未記載種(いわゆる新種)であれば、積極的に種記載を行い、感染・流行状況の実態調査や病原性解析、公衆衛生学的学的な影響評価に向けた研究を行うこともあります。新記載に関わったものとして、類人猿の繊毛虫10種、カエル・ウサギ・ブンチョウのコクシジウム原虫5種、イノシシの住血原虫1種、キンカジューの回虫1種などがいます。このほか、希少動物や外来生物、エキゾチック動物、コンパニオンバードにおける新しい寄生虫・寄生虫病についても調べています。