研究内容
小動物外科臨床における未解決の問題を解明することを目的とした臨床研究を展開しているが、小動物外科が掌握する範囲は極めて広く、残念ながらそれらすべてを対象にできていない。現在では小動物の脳神経外科、整形外科、循環器外科、そして麻酔分野に絞って臨床研究を展開している。具体的には脳神経外科分野では「犬猫に発生する下垂体腫瘍の診断・治療」、整形外科分野では「犬の膝蓋骨内方脱臼の病態」、「犬の前十字靱帯疾患の病態」、「インプラント誘発性骨粗鬆症の発生機序」、「有限要素法解析を応用した脊椎再建」、「骨腫瘍に対する液体窒素処理自家骨を利用した患肢温存療法」、循環器外科分野では「高濃度グルココルチコイド投与が心筋に及ぼす影響」、そして麻酔分野では「高濃度酸素が呼吸器に及ぼす影響」をテーマとして掲げている。