研究内容
犬や猫に対して実施する動物リハビリテーションには、運動機能の改善を目的に獣医師指示のもと実施する動物理学療法の他、体重管理、生活環境の改善など動物看護の要素が多く含まれます。リハビリテーションを実施して症状を悪化させてしまうということは避けなければいけません。人の理学療法では、中止基準等が定められリスク管理がしっかりと行われています。一方で犬猫に対するリスク管理については定められているものはありません。そのため、より安全に、そして効果的に動物リハビリテーションを実施できるために研究を行っています。
近年では、運動療法の疲労の指標として酸化ストレスに着目し研究を進めています。また、運動療法実施中の心拍数の変動についても解析を実施し、適切な運動療法の実施時間についても検討を行っています。