実験動物学

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日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

藤平 篤志 -Atsushi TOHEI-

学位 : 博士(獣医学)(岐阜大学)
職位 : 教授
KAKEN研究者番号 : 70307685
主たる研究テーマ
1) げっ歯類のストレスに対する生理学的反応
2) 動物実験で配慮すべき3Rsの実践に関する研究
研究キーワード
ストレス、3Rs、麻酔
場所 : E棟5階 実験動物学教室
E-mail : tohei(@mark)nvlu.ac.jp

研究内容

 置き換え(Replacement)、減数(Reduction)、苦痛軽減(Refinement)の英語でRから始まる3つの約束である3Rsを理解することは実験動物学として最も重要な項目の1つです。この3Rの中の苦痛軽減は動物の痛みやストレスを緩和する技術が要求されますが、動物が痛みやストレスにどのように反応するかを理解しなくては、苦痛軽減を実践することは困難です。そこで当研究室では動物の、特にマウスのストレスに対する生理学的な反応に関する研究について注目しております。また、痛みを軽減する目的で使用する適切な麻酔法も苦痛軽減には重要であり、麻酔法に関しても研究対象となります。

指導方針

当研究室では以下のスローガンを所属室員と共有しています。

1.実験データをもとにマウスの気持ちを考えよう!
2.実験動物学の3Rsの実践に貢献できるデータを得よう!

 研究手法としてはマウスを用い、行動解析、高速液体クロマトグラフィー・電気化学検出器を用いたモノアミン(ノルアドレナリン、ドパミン、セロトニン)の測定、ストレス反応性ホルモンであるコルチコステロンの酵素免疫測定法(EIA)による定量、nano tag®のようなモニター装置を用いた活動量、体温測定の解析を実施しています。

主な学術論文

1. M.Tashiro, A.Tohei. (2022).
Recommended doses of medetomidine-midazolam-butorphanol with atipamezole for preventing hypothermia in mice.
J Vet Med Sci, 84(3) 445-453.
DOI: 10.1292/jvms.21-0479
2. M.Tashiro, Y.Hosokawa, H.Amao, A.Tohei. (2020)
Duration of thermal support for preventing hypothermia induced by anesthesia with medetomidine-midazolam-butorphanol in mice.
J Vet Med Sci, 82(12):1757-1762.
DOI: 10.1292/jvms.20-0256
3. M.Nohara, A.Tohei, T.Sato, H.Amao. (2016).
Evaluation of response to restraint stress by salivary corticosterone levels in adult male mice.
J Vet Med Sci, 78(5) 775-780.
DOI: 10.1292/jvms.15-0610
4. A.Tohei. (2004).
Studies on the functional relationship between thyroid, adrenal and gonadal hormones.
J Reprod Dev, 50(1) 9-20.
DOI: 10.1262/jrd.50.9
5. A.Tohei, K.Taya, G.Watanabe, JL.Voogt. (2000).
Hypothyroidism increases prolactin secretion and decreases the intromission threshold for induction of pseudopregnancy in adult female rats.
Physiol Behav, 69(4-5) 391-397.
DOI: 10.1016/s0031-9384(00)00224-9

業績詳細(Researchmap)