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河合彩弥さん(獣医保健看護学専攻博士後期課程1年)が日本動物看護学会第34回大会にて奨励賞を受賞しました

 河合彩弥さん(獣医保健看護学専攻博士後期課程1年)が日本動物看護学会第34回大会にて奨励賞を受賞しました。
 日本動物看護学会は、動物看護学を学問として確立・発展させることを目的として設立され、動物看護師たちの学術活動を支援している団体です。

▲受賞後に会場立て看板と一緒に



受賞のコメント

 私は臨床検査学研究分野の宮田准教授の元で、愛玩動物看護師の視点から動物のリハビリに関する研究に取り組んでいます。そしてこの度、研究の成果の一つとして奨励賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。本研究を進めるにあたり、ご指導・ご助言をいただいた先生方、実験をともに遂行してくれた研究室員のみなさま、協力してくれた動物たちに深く感謝いたします。

 今回、犬用四輪カートの幅広い動物看護への応用が可能か検討することを目的に、「犬用四輪カートを用いた四肢負重に関する予備調査:動物看護実践へ向けて」というタイトルで日本動物看護学会第34回大会にて口頭発表を行いました。

 犬用四輪カートは、老化による筋力低下や神経疾患など四肢の運動機能障害等により自らの力で体を支えられず、歩行が難しい場合などに活用される補助器具です。近年では、四輪カートを使用する犬が増加傾向にあるものの、現状では「歩けなくなった犬が最終的に使用するもの」といったネガティブなイメージが残っていることも少なくありません。本研究では犬用四輪カートの前輪もしくは後輪の高さを変え、四肢への負重について体重計を用いて検証しました。その結果、犬用四輪カートの高さ調整することで、関節疾患を有する犬に対しても活用できる可能性を見出すことができました。
 今後も引き続き研究を進め、犬用四輪カートを動物看護の一環として幅広く活用し、愛玩動物看護師として動物たちの生活の質の向上に貢献できるように努めてまいります。



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