まずは会議室において、動物解説員の方から動物園の役割や井の頭自然文化園の特徴について説明がありました。次に調理場と飼料庫に移動し、動物たちが食べているエサについて学びました。

　また、ヤマネコのハズバンダリー・トレーニング(ターゲット・トレーニング)の様子も見学しました。ハズバンダリー・トレーニングとは差し出した棒に体の一部を触れさせるトレーニングで、採血等がしやすい体勢を動物が自らとるようになります。

　最後に、2016年に亡くなるまでゾウのはな子がいた放飼場に入り、施設や設備に施されている飼育上の工夫について教わりました。参加した学生からは「普段は入れない場所を見学できて貴重な経験となった」「動物園の見方が変わった」といった感想が聞かれました。