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牧場だより「継・いのち」

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第225号:富士アニマルファームでの学び

獣医学部獣医学科 産業動物臨床学研究室 5年次 津田千幸

2020/09/24 更新

  私たちの産業動物臨床学研究室では乳牛の繁殖や代謝の研究を行っています。武蔵境キャンパスでは成牛を飼育することができないため、毎週土曜日に日帰りで山梨県にある富士アニマルファームに訪問しています。
 現在研究室では「分娩後の子宮の回復や栄養状態が繁殖に及ぼす影響」および「ケトーシスの早期発見と治療」について研究しています。そのためアニマルファームでは分娩前後の乳牛の血液検査、分娩後の身体検査、エコー検査および子宮内膜の検査などを行っています。
 普段の大学での授業や研究室で知識は得ているものの、やはり実際にアニマルファームで肌で感じ取れる学びはとても大きいと感じています。大学の授業ではどうしても受動的になり、実際の応用へのイメージが湧きにくくなります。しかしアニマルファームで実際に検査を行ったり治療を行うことにより、大学での授業の意義が実感できるとともに、「このような場合はどうなるのだろう」と疑問が湧いてきます。アニマルファームでの実習のおかげで大学の授業も事前に興味・問題意識を持ち受講できるようになりました。アニマルファームでの実習では、今まで学んだ色々な科目の知識が結びついていきます。繁殖学をはじめ内科学、外科学、微生物学および薬理学など様々な知識が実際の治療の場でどのように使われているのかを知ることができます。

 また実際に動物に触れあうことで、動物の扱いの難しさや注意点に気付かされます。処置の手順がわかっていたとしても、動物がじっと待っていてくれるわけではありません。注射するときに暴れて上手くできなかったり、聴診をする際に足を踏まれそうになったりするなど、頭ではわかっていても実践することの難しさを実感します。
 このような五感を十分に使った経験は獣医になったときに必ず活きてくると思います。
 いつもお世話になっている牧場長の吉村先生、7年間臨床獣医師として勤務され今年度赴任された萩田先生、アニマルファームを日々管理されているスタッフの皆様、研究室でご指導していただいている味戸先生、三浦先生に感謝したいと思います。
 アニマルファームでの体験・ご指導を活かせるよう日々勉学に励み、良き獣医になれるよう精進したいと思います。

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・産業動物臨床学研究室(獣医学部獣医学科)