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牧場だより「継・いのち」

日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

第231号:再会

2021/1/12 更新

ビスケット愛馬会 書記 椋田れい子

▲富士アニマルファームで過ごす2頭①

ちょうど去年の今頃、同じタイトルで、文章を書かせていただきました。
1年前の再会とは、これまで乗馬でお世話になった、愛馬、マイネルミレニアム号と私の再会。
今回は、元同僚である、馬同士の再会。

ミレニアムは、乗馬を引退した後、2017年9月に、富士アニマルファームへと入厩し、優雅な老後を満喫中。
こちらに移動してから、はや3年の月日が経ちます。

そして、この度、ミレニアムの元同僚である、ユーワビスケット号が入厩しました。
彼は、去年の夏に福島へ移動し、乗馬として仕事を続けておりましたが、紆余曲折経て、様々な方の想いを受け、この度、こちらでお世話になる運びとなりました。

▲写真左からマイネルミレニアム号、ユーワビスケット号

2頭は、元同僚。 同じ時期、長年にわたり、誘導馬として華やかな舞台に立ち、動じない性格から、体験乗馬や、お客様との触れ合いなど、数々の仕事を共にこなして参りました。
ユーワビスケットにいたっては、課長という肩書きまで背負ってきた程。
とても賢く、乗馬を始めたての頃の私に、「あなたの実力で、動くわけにはいきません!」と、速歩すら、まともにしてもらえぬこと多々。とても指導熱心な一面も。

そんな2頭が、運命に導かれ、再び共に生活することとなりました。
富士アニマルファームなら安心!
この知らせを受けたとき、飛び上がるほど嬉しかったです。
当の2頭は、互いを覚えているのか、いないのか。仲良く一緒に放牧されていると知り、以前では、考えられない穏やかな光景に、笑みが止まりません。

個人的なことですが、今年は、春に新天地へと旅立った愛馬の訃報を受け、大動物と向き合うということを、改めて、考える機会がありました。
新天地でも、とても可愛がっていただき、会いに行く約束もしていた矢先、この世を去ってゆきました。
先方に不備は全くなく、馬自身が引き起こしてしまった不運な事故です。
悲しみと同時に、先方の配慮には、とても感謝しており、馬がもたらしてくれた縁を大事に想います。

馬を好きになっていなかったら、出会う機会が、なかったであろう、魅力的な方たちが、私の周りには沢山います。
吉村牧場長をはじめ、職場、共に乗馬をしている仲間。
愛馬の訃報を受けてからというもの、身が入らぬ日々を過ごしており、正直、馬に携わることを辞めようかとも考えました。
好きでいる以上、今後も、様々な形で別れはやってきます。
しかし、馬から離れることは、できませんでした。好きなんですね。。
命と向き合う重さを、改めて感じると共に、日々、動物と向き合っておられる、牧場の皆様には、尊敬の気持ちでいっぱいです。

富士アニマルファームという、狭き門を勝ち取った、2頭。
これまで頑張って働いてきた、ご褒美の時間。空気の良い美しい環境で、ゆっくりゆっくり、過ごせますね。
東京から見える富士山を眺め、2頭の幸せを願っております。

再び、牧場だよりに文章を書く機会を与えてくださったこと、とても感謝しております。
日々、大変なお仕事かと思いますが、新たに加わったユーワビスケットのこと、どうか宜しくお願い致します。

▲富士アニマルファームで過ごす2頭②

■関連ページ

・牧場だより第220号「再会」