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研修生の安田淑一さんを筆頭発表者、藤原亜紀准教授を責任発表者とする一般演題が、ねこ医学会(JSFM)主催「猫の集会 第11回」において学術アワードを受賞しました!

 2024年11月10日に開催されたねこ医学会(JSFM)主催「猫の集会 第11回」のポスターセッションの発表において、研修生の安田淑一さんを筆頭発表者、藤原亜紀准教授(獣医放射線学研究室)を責任発表者とする、演題「バルーン拡張術を実施した鼻咽頭狭窄の猫71症例における回顧的研究」が学術アワードを受賞しました。本研究チームは昨年も同学会のポスター一般演題発表で受賞しており、今回で2年連続の受賞となります。ねこ医学会(Japanese Society of Feline Medicine, JSFM)は、猫のための国際組織である国際猫学会(International Society of Feline Medicine, ISFM)の公式な日本のパートナーとして10年前に設立し、学会の年次大会が猫の集会となります。

▲ 左から藤原亜紀准教授、安田淑一さん、大島嵩史さん、本研究にご協力頂いた鹿児島大学遠藤泰之教授

 猫の鼻咽頭狭窄は鼻咽頭疾患においては発生が多く、治療法の第一選択はバルーンカテーテルを用いた拡張術とされています。しかしながらこれまで猫の鼻咽頭狭窄に関しては少数の症例報告がほとんどで、疾患のシグナルメントなどの臨床的特徴やバルーン拡張術を行う際の最適な治療プロトコールなどはわかっていませんでした。そのため本研究では日本国内の複数の施設において過去に来院した猫の鼻咽頭狭窄の71症例の情報から臨床的な特徴づけを行うとともに、治療反応や予後を調査し最適なバルーン拡張術のプロトコールを検討しました。

(獣医放射線学研究室 准教授 藤原 亜紀)

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ねこの集会 第11回 活動報告
獣医放射線学研究室
藤原 亜紀 准教授