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学生からのレポート

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井の頭自然文化園で開催された「ヤマネコ祭2018」に参加して

野生動物学研究室

獣医学科5年次 酒田 光輝

 私がヤマネコの存在を知ったのは小学生のころで、子供ながら絶滅の危機に瀕している生き物がいるという事に危機感を抱いていました。そして大学生になった今、こうしてツシマヤマネコの保全に携わることができ、大変嬉しく思います。
 ヤマネコ祭りにご来場いただいた多くのお客様は、小さなお子さんを連れたご家族がほとんどを占めており、子供たちは初めて見る、知るツシマヤマネコに興味津々だったように見受けられました。子供たちは、どんなことも積極的に学ぼうとして、クイズ型スタンプラリーの答えを必死に考えていました。そんな子供たちの学びの一環に、ヤマネコ祭のスタッフとして関わることは責任を伴います。ですが、子供たちに正しい知識、絶滅危惧種への理解、そして自分に何ができるかを知ってもらうことは大切なことだと思います。そして来場してくれた子供たちが、将来自然環境や野生動物に関心を持った大人になってもらえてこそ、ヤマネコ祭を開催する意義があるのだと思います。

獣医保健看護学科4年次 森山 加菜

 井の頭自然文化園で10月27日、28日にヤマネコ祭が行われました。ヤマネコ祭はツシマヤマネコや野生動物の保全について普及啓発を図ることを目的に2014年から行われているイベントです。スタンプラリーやフェイスペイントなどのイベントとしての楽しみがありつつ、展示や講演会などの学べる機会もあり、子どもから大人まで満喫できる内容となっています。野生動物学研究室では現在まで行われてきたツシマヤマネコに関する研究や対馬での現地調査の紹介と、卒業生の方に作っていただいたグッズの販売を行いました。地元に住む親子連れから遠方から来た動物マニアまで知識も年齢も違う様々な方が参加しており、ツシマヤマネコや野生動物の現状について広く知ってもらえる良い機会となっていると感じました。このイベントの参加をきっかけに野生動物の世界へ一歩足を踏み入れ、少しでも関心を持ってもらえたら嬉しいです。

獣医保健看護学科4年次 細田 凛

 10月27日から28日に井の頭自然文化園で行われた「ヤマネコ祭」。今回初めてイベントに参加しました。
 全国からヤマネコの保全や研究等に携わっている団体が一堂に集まり、自身の活動を展示していましたが、他の団体の活動については初めて知ることが多く、勉強になりました。
 また、(子供たちには内緒の話ですが…)かねてからの夢だったツシマヤマネコの「たまひめ」ちゃんに変身!当日は親子連れで賑わっていたので、たくさんの子供たちが駆け寄って、ハイタッチ!ぎゅっとハグ!家族と一緒に写真を撮ったりもしました。子供たちも大人も笑顔になってくれて、たまひめちゃん、とても幸せでした。
 暑いくらいの晴天に恵まれ、多くの親子連れがヤマネコ祭を楽しんでくれていましたが、このイベントを通して、ヤマネコを身近に感じ、ヤマネコが置かれている現状や研究、保護について知っていただくことができたら嬉しいです。子供たちが大きくなったこの先も、ヤマネコと豊かな自然が存在し、共に生きることのできる未来を願ってやみません。

■関連項目