学生からのレポート

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付属牧場富士アニマルファームでの実習を経験して

獣医学部獣医学科2年次

獣医学科2年次 池上 亜実

 私は付属牧場実習での貴重な体験を通じ、産業動物獣医師の仕事と、その難しさを学ぶことが出来ました。実習では搾乳、畜舎作業などの牧場作業だけでなく、実際の牛を使った身体検査や直検、採血など獣医学生として勉強になることが非常に多かったです。自らの手で大動物と触れ合うことで、小動物とは違った接し方について学習できたように思います。また、特別講義では、農業共済の産業動物獣医師の先生による現場での検診について、実演を交えながら教えてもらうことが出来ました。現場の獣医師がどのように動物と接しているのか、実際に目にすることが出来た事は非常に貴重な経験となりました。私はその特別講義において、妊娠している牛の直検で胎児の頭を触ることができ、とても感動しました。産業動物獣医師は多くの生命の誕生に関わることが出来る一方で、動物の死にも深く関わり、生死をコントロールすることが必要な難しい職業であると痛感しました。同時に、経済や産業に貢献することの出来るやりがいのある職業であると強く感じました。
 実際に自身の目で見て、触れて、学ぶ事のできた付属牧場実習は、私にとって非常に有意義な実習になりました。今回の実習によって得られた経験や知識を今後の勉学に活かしていきたいと思います。

獣医学科2年次 丸山 純果

 富士アニマルファームでの実習は、搾乳、畜舎作業、ダニ採集、解剖学、臨床など、様々な分野について学ぶことができ、とても充実した実習となりました。
 中でも搾乳と、畜舎作業は特に強く印象に残りました。搾乳では、機械が導入されて効率よく行えるようになっていたものの、長時間にわたり何頭もの牛を搾乳する作業は、大変な重労働であるということを実感しました。普段、何気なく手にとっているスーパーの牛乳も、農家さんたちが時間をかけて育てた牛から搾ったものであり、感謝して頂こうと思いました。また、畜舎作業では、主に畜舎の清掃や牛の餌やりを行いました。個体ごとに必要な栄養を含む餌を与えたり、扇風機などの設置で、暑熱ストレスを感じないような環境作りをしている様子から、牛に対する強い思いを感じました。そのような思いは、産業動物獣医師の先生の講義を聞いた時にも感じました。獣医師は、牛を診る時に、農家さんに問診を行うと聞きました。農家さんは、沢山の牛を飼育しているにもかかわらず、1頭1頭の健康状態をしっかりと把握していることに驚くと同時に、多くの牛を育てることの難しさを実感することが出来ました。
 3泊4日の実習において、毎朝の早起きは少し大変でしたが、それ以上に学ぶ事の多い実習でした。現場に立ち会うことで、命の大切さはもちろん、その命を守っている人々の苦労も、わずかですが知ることができたと思います。この気持ちを忘れず、獣医学生として日々の勉強に励みたいと強く思いました。

■「学外実習」 シラバス概要

全体目標

 学外実習では、生きている様々な動物(産業動物、小動物、野生動物)の特徴を実感を持って理解するとともに、実際に動物に触れることで、動物を適切に扱えるようになるための基本的な手技を身につけることを目的とする。

一般目標

産業動物、小動物、野生動物の特徴を列挙でき、且つ、動物を安全に扱うことが出来るようになる。

授業形態

実習