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獣医保健看護学科授業紹介:動物内科看護学実習Ⅱ

獣医保健看護学科
2年次 中山諒大

Q1 授業の詳細について、学びの内容がわかるように教えてください。

 動物病院で行われる動物看護師の診療補助業務について、獣医療器具の使用方法、準備、身体検査や動物の保定法(治療を安全に行うために、動物を不動化する専門技術)を中心に学びました。器具の使用方法は、学修支援システムに公開されている動画資料を参考に、同じ班の人と教えあいながら反復練習して覚えました。動画資料は事前の予習だけでなく、その後の復習、試験勉強でも大いに役立ちました。保定や身体検査(体温、脈拍数、呼吸数などのバイタルチェック、外貌の確認、脱水チェック、体表リンパ節の触知など)については、先にモデル人形で繰り返し練習をして手順などをしっかり覚えてから、実際の犬たちで実践しました。実習では保定モデルや採血モデル、触診モデルなど様々なモデル人形が用意されていて、モデル人形のリアルな造りが興味深く、また何度もできるまで繰り返し練習ができたので非常に勉強になりました。

Q2 授業は、どのようなことを意識して取り組みましたか?

 器具や道具の衛生的な操作や、注射シリンジからの気泡の除去など、細心の注意が必要な項目が多くありました。少しの気のゆるみや操作ミスが、動物たちの身体に影響を及ぼすことを肝に銘じて、実習に取り組みました。
 また、実際の犬たちでないと身に付けられない内容の実習項目もあり、動物に負担をかけず、それでいて検査、処置にも影響を与えない安全な保定法を常に意識して取り組みました。犬たちとの実習は短時間ではありましたが、緊張感を持って密度の濃い実習をすることができました。

▲動物にもスタッフにも安全な保定の実習

Q3 授業を通じて、どのような気づき(学び)を得られましたか?

 実際に実習を通して、細かい身体の使い方などまで先生たちに教えていただくことで、注意する点、器具の使用方法、コツなどを学べ、今までの座学での学びと現場での仕事のイメージが繋がり、さらに理解を深められて、知識が実体のあるものに変わったと思いました。

▲注射器の取り扱い、注射薬の準備や採血などの実習

Q4 授業の特長(魅力)や、体験してみての感想を教えてください。

 今回の実習を通して印象的だったのは、少人数体制(1人の講師に学生6名程度)による丁寧で細かい指導と、実際の動物看護師の業務について経験できた達成感です。質問もしやすく、現場でのお話しも聞かせていただき、快適に実習ができたと思います。愛玩動物看護師法が成立したことで、動物看護師の業務項目の幅が広がり、採血などの愛玩動物看護師のみ実施可能な診療の補助が行えるようになる反面(注1)、それらが専門的に難しい技術であると知り、しっかり修得しなければとのプレッシャーを感じることもありました。しかし、少人数体制の実習であったために模型で繰り返し何度も訓練でき、また復習用のブースも設置していただいて苦手な項目の復習にも時間をかけることができたので、自信がつきました。

(注1)診療の一環として行われる衛生上の危害を生じるおそれが少ないと認められる行為で、獣医師の指示の下に行われるものと規定されています。考え方(イメージ)として、獣医師の指示のもとに行う採血、投薬(経口など)、マイクロチップ装着、カテーテルによる採尿などが挙げられています(令和3年12月現在)。

▲復習用のブースでの個人練習の様子

■動物内科看護学実習Ⅱシラバス概要

学年

2年次後期

授業のねらい

獣医診療補助業務に必要な、特に内科的処置の手技について実践する。保定や身体検査、採血、採尿、投薬法(経口等)、留置針設置の準備や輸液ポンプの取り扱いなどについて学ぶ。

到達目標

獣医診療補助業務において動物看護師に必要な技術を習得する。
獣医診療補助業務において使用する器具、材料の準備、使用方法を習得する。

授業形態

少人数の班に分かれての集中実習