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獣医保健看護学科授業紹介:動物形態学実習

2年次 齊藤里菜

Q1 授業の詳細について、学びの内容がわかるように教えてください。

 動物の体をつくるさまざまな器官や細胞が、それぞれにどのような“かたち”をしているか、その機能と結びつけながら学ぶ実習です。まず、哺乳類と鳥類の骨格標本のスケッチを行い、動物の体がどのような骨で支えられているかを勉強するところから始まりました。イヌやネコの臓器模型を組み立てる実習項目によって、各臓器の正しい位置関係を理解することができました。また、ブタやニワトリの臓器を肉眼的に観察した後で、その臓器の組織標本を顕微鏡で観察し、臓器がどのような細胞から成り立っているのかを学びました。

Q2 授業は、どのようなことを意識して取り組みましたか?

 動物形態学の講義で配布された資料などに改めて目を通してから実習に臨みました。スケッチした骨や臓器の細胞などの絵に名称や機能を書き込むことで、その役割について理解するように努めました。また、組織観察に用いた顕微鏡は、動物看護師として就職した後も使用する機会が多いので、この実習で正しい使い方をマスターできるように努めました。

Q3 授業を通じて、どのような気づき(学び)を得られましたか?

 動物形態学の講義で器官や細胞について学び、知識はありましたが、漠然としたイメージしか持てていませんでした。実習で実際の骨を観察したり、顕微鏡で細胞を観察することで、動物や私達の体がどのように形作られているのか実感しながら学べました。また、イヌやネコの他に、カエル、ヘビ、ハト、ウサギ、コウモリなどの動物の骨格標本を見比べることができ、それぞれの動物の特徴によって骨格が違うことを知れて面白かったです。

Q4 授業の特長(魅力)や、体験してみての感想を教えてください。

 実際の臓器と組織標本を続けて観察することで、個々の細胞が集まって体が作られていることが実感できました。図や写真でわかっているつもりになっていたものも、形や色をしっかり観察しないとスケッチが描けません。例えば気管支では、異物を排出するための線毛を持つ上皮細胞や、異物を捕らえるための粘液でふくらんだ杯細胞など、細胞の特徴をとらえてスケッチするうちに、その“かたち”の違いが機能の違いに結びついていることを理解できました。正直、実習の初めの頃は細胞の特徴をとらえてスケッチすることに苦労しましたが、だんだん描くことが楽しくなりました。今後、動物の病気について勉強するうえで、この実習で学んだ正常な器官や細胞の基礎知識が役立つと思いました。

■動物形態学実習

学年

1年次後期

授業のねらい

動物形態学の講義で修得した家畜・伴侶動物・実験動物の骨格と臓器の構造について、肉眼的観察、光学顕微鏡を用いた組織観察を通じて、諸臓器の組織および細胞形態とその機能について理解することを目的とする。

到達目標

1 運動器系を構成する代表的な骨、関節、筋肉の名称と構造を説明できる
2. 各臓器の形態学的特徴を理解し、機能も含めて説明できる
3. 光学顕微鏡を正しく取扱い、組織標本の観察をおこなうことができる
4. 組織が、核と細胞質からなる細胞の集まりであることを理解できる

授業形態

実習室にて標本の概説をおこなったのち、肉眼的観察または各人1台づつ準備した顕微鏡を用いて組織標本を観察し、スケッチを行い理解を深める。