食のいま

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第2号:「マヨネーズの値上げから思うこと 1/4」

 バイオ燃料の資源として食用油の需要が高まり、その影響を受けて6月からマヨネーズが値上がりしたようです。
 私もマヨネーズは好きです(SMAPの香取くんや世間一般で言うマヨラーほどではないですけど)。子供の頃は、食事の用意を手伝いながら、銘々皿に取り分けられたおかずのうち、野菜やハムにマヨネーズが沢山乗っているお皿をこっそり選んだものです。最近は健康志向に合わせてカロリーを抑えた商品も出回り、しかもこれらが美味しくて安価で手に入りやすい・・・我が家では料理の腕が足りない分を補うためによく使っています。
 しかし、今まで簡単に入手できたマヨネーズが10%近くも値上げされるとなると、好きだからという理由だけでなく、その他の食糧に及ぶ影響についても不安を覚えます。実際に食用油だけではなく、製パン業者は小麦粉の値上げに悲鳴をあげ、メキシコでは主食のトウモロコシが値上がりして低所得者の食卓が脅かされているのです。原因と言われるバイオ燃料とは何か?そんなに注目を浴びるほど有用なものでしょうか? (つづく)