食のいま

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第31号:「 小説の中の食Ⅴ(水戸納豆をめぐる雑記)全3回」

私は水戸生まれの水戸育ちで、生粋の「水戸っぽ」です。水戸っぽの性格についてはいろいろ言われています(あまりいい性格とは言われません)が、今回はその話ではありません。平成18年の暮れに、戻れたらいいなと思っていた生まれ故郷の水戸に、引っ越すことが出来ました。
水戸というと皆さんは何を思い出すでしょうか。「水戸黄門」、「偕楽園」、「梅」そして「納豆」でしょうか。それともほとんど何も知りませんか?納豆はなぜ水戸なのか、についてはいろいろ諸説あるのでしょうが、確かに私の小さい頃は毎朝納豆屋さん(多分戦争で失ったのでしょう、片足の方でした)が自転車に「わらつと納豆」を、その後は経木に包まれた納豆をのせて売りに来ていました。そしてそれを朝食のご飯にかけて食べていました。ということで、私は納豆が大好きです。
今回はこの納豆について少し。とは言っても、日本(世界も含めて)の発酵食品についての大御所である東京農業大学の小泉武夫教授のような、含蓄に富んだお話は出来ませんが・・・。