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報告者:右田 光史郎 食品科学科 食品化学教室 助教

実学に基づく貴重な体験 「見て、聞いて、食べて」

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さわやかな初夏の北海道にて、今年も食品科学科3年生の北海道食品セミナーを実施しました。
今回は引率の教員を含め総勢40名で北海道の様々な土地をめぐり、食品の生産現場や加工工場を視察しました。風土も気候も違う北海道で実際の食品工業の現場を見て、聞いて、食べてと、実学に基づく貴重な体験が出来たと思っています。また4泊5日という長い団体行動生活を通して、規律や協調性も身につけることが出来たと感じています。
このセミナーを通して体験したことや感じたことを、これからの授業や実生活にも生かしてもらえたらと考えています。

担任・引率者の斉藤賢一先生より

私が久しぶりに訪ねた、北海道酪農の発祥の地である八雲町は、時代の流れを迎えていた。昭和30年代、八雲町で生まれた乳牛や酪農のノウハウが全道に広まり、北海道酪農の礎となった。当時では珍しい外国人の花嫁さんが八雲町にはいた。オランダやドイツに酪農を学びに渡欧した、八雲の若者が連れて帰って来たことによるものだ。しかし、その八雲町乳牛育成牧場が存亡の危機あると聞いて一抹の寂しさを覚える。 変わっていないニッカウヰスキー余市。余市駅を降りると、正面に赤い屋根の石作りの建物が目に入る。数十年、何も変わらない光景である。この石の小屋でウイスキーモルツはゆっくりと眠りながら熟成している。そして、この風景を画才にした画家は数え切れないでしょう。工場のそばを流れる余市川では、秋にはヤツメウナギが捕れるとのこと、昔とおんなじ。 小樽で昼食。メニューは海鮮丼である。北海道に来て、毎日いくらと鮭を食べているといささか飽きてくる。ところが、この食堂の会話・・・日本語でしゃべっているのは我々だけ。残りの百人ほどの客達は韓国語と台湾語で会話している。「ここは何処?」と不思議な気持ちで食事をした。

食品科学科 3年 渡邉万里

食品セミナーで最初に感動したのは、函館カールレイモン工場のフランクフルトです。ゆでたてのそれはジューシーで程よい塩味と肉の甘味が口のなか全体に広がりました。カールレイモンさんが作り続けたドイツ伝統の味は最高でした。 函館ではその他に塩辛日本一の竹田食品、トラピスチヌ修道院、朝市へ行き、元町散策をしました。4泊5日で函館~小樽~札幌と移動し、育成牧場、昆布館、ニッカウヰスキー、パールライス、コカ・コーラ、サッポロビールといった、食に関する工場や施設に行きました。そこで実際に味わい、質問などをして細かい工程や作業について学ぶことができました。 函館、小樽、札幌では自由時間もあり、自分たちの行きたい所を見て廻ることができたのもよかったです。 また、先生や同級生とより親睦が深まり、楽しい4泊5日を過ごせたこともセミナーに参加して良かった点です。 来年の三年生も是非参加してほしいです!

食品科学科 3年 正岡 豊

7月30日から5日間、色々な食品工場を見学したり、自由散策をしたり、授業では学べない貴重な経験をさせていただきました。ソーセージの作り方や歴史を学び、昆布の様々な分野での用途について説明を受けました。乳牛牧場では厩務員の家畜に対する心使いなどには、とても感心しました。 3日目の余市のニッカウイスキー工場ではウイスキーの試飲がありました。そのときすでに二日酔いだった自分は少し身体が拒みましたが、一杯だけと、試飲してみると、いつもの調子になってしまい、気付いてみたら何杯も飲んでしまいました。勉強の時間にもかかわらずいい気分になってしまったのは、今回の実習の反省すべき点です。 自由時間もあり、北海道の風景や美味しいものに満足し、セミナーを十分に堪能できました。中でも、世界三大夜景の一つである、函館山から見た街の灯りには感動しました。湯の川や洞爺湖、定山渓など北海道の有名な温泉も入れて、心身共にリフレッシュができました。 長いようで短かった4日間の実習でしたが自分にとって、とても勉強になったし、貴重な体験になりました。この北海道食品セミナーの体験や見聞を生かし進路を考えたいと思います。4日間に渡って世話になった引率の先生方、添乗員さん、見学先の工場の皆さん、忙しいなか本当にありがとうございました。

食品科学科 3年 上手絵里

北海道食品セミナーに参加して、最も印象に残っている場所は、函館カールレイモン本社工場です。工場見学ではカールレイモンの歴史や、製造工程、製造器具などの展示を見ながら説明を受け、実際にソーセージも試食しました。私はカールレイモンという会社名すらセミナーに参加するまで知りませんでしたが、今回の見学で様々な事を学ぶ事ができ、とても貴重な経験となりました。 食品工場見学以外にも、小樽観光や函館の夜景見物など、北海道を楽しむことも出来ました。 実際に食品工場に見学に行き、製造工程などを見るという機会は普段なかなかありません。このセミナーで学んだ事はこれからの勉強にも必ず役に立ってくると思います。参加して本当に良かったです。

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