みみよりInfo

図書館には、ＤＶＤやビデオも沢山ある。
「生きもの地球紀行」などから、獣医学や食品の専門資料まで、幅広く揃っている。が、中にはこんな異色のシリーズものもあったりするのである。
『プライマリー経済学入門』（サン・エデュケーショナル）
経済学のお勉強がシュウカツに必要なのか、と言われると、それは人それぞれだと思うのだが、図書館で借りられるのなら一度見てみてはどうだろう。
内容は、ある家族が遭遇する日常のいろいろな「経済活動」や「経済動向」などを、カンタンなドラマ形式で追っていくスタイルで、ユル～いことこの上ない。
「よい子がまなぶ経済学の基礎」という感じだ。が、内容はちゃんと専門的にスルドい。
No.6の「貿易と経済のグローバル化」などは、格安ショップがなぜ成立するか、という身近なところから、世界経済を読み解いていたりする。
『週刊こどもニュース』を見ている気分で、気軽に「ケイザイガク」の基本を学んでしまえれば、楽チンではないか。ケイザイガク、と大仰にかまえていても、要するに生活に密着した出来事なのだから。一生、縁が切れないことは確かなのだし。
『プライマリー経済学入門』（サン・エデュケーショナル） 興味を持った方には、経済学の入門書もありますよ（分類番号331付近）。

なお、『週刊こどもニュース』は、他大学でも、シュウカツアイテムとして紹介されていたりする（当館でも「はたらく人々」コーナーで、池上彰氏の図書と『こどもニュース』をオススメ中）。侮れないのだった。