学生からのレポート Report

応用生命科学部/食品科学科MENU
日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学

学生からのレポート

前へ戻る

教職課程を振り返って

応用生命科学部では、令和4年度卒業生のうち3名が教員として、4月から高校や中学校で働いています。そこでその3名に教職課程や教員採用試験について、伺ってみました。今回お話を伺ったのは、食品科学科 宇佐見栞さん(東京都)、動物科学科 田代穂花さん(明星学苑 明星中学校・高等学校)、同じく動物科学科 永澤咲里さん(大阪府)です。(※取材時4年次学生)

■教員になろうと思ったきっかけはなんですか?

(宇佐見)これ!といった明確なきっかけはありませんが、理科が好きだったことやお世話になった先生がいたことなどいろいろな要因があったのだと思います。ただ、絶対に教員採用試験に合格したいと決意が固まったのは、教育実習がとても楽しかったからです。

(田代) 私は三姉妹の長女なのですが、妹たちに勉強を教えていく中で、できなかったことができるようになる成長過程に携われることに魅力を感じたことです。

(永澤) 私はシステム経営学教室に所属していて、卒業論文研究で酪農教育ファームについて扱っていました。その酪農教育ファームの活動を通じて、児童・生徒が学んでいく瞬間や成長を実感する瞬間に感動したのが大きなきっかけで、教員になり、成長への手助けをしていきたいと思いました。

■教員を目指すために努力したことを教えてください。

(永澤) 教職の授業に真剣に向き合うことと、教員を目指している人向けの雑誌を購読していました。それから可能な限り過去問を集めて、繰り返し解きました。また、先生方や先輩に頼って相談やアドバイスをいただきました。

(田代) 健康管理です。教育実習を通して、教員は教員自身が健康でないと務まらない仕事であることを身をもって感じたので、睡眠時間の確保と食事に気を遣うようになりました。

(宇佐見)免許の取得自体は大学選びの指針になっていましたが、教員になるぞと決めたのは大学3年生の秋ごろでした。そこから、参考書や過去問を使って1次試験に向けた勉強を始めました。勉強法としては使う参考書を1冊に決め、過去問を解いては間違えた問題を自分なりにまとめるということをしていました。2次試験対策は教育実習でお世話になった指導教諭にお願いして面倒を見てもらいました。予備校などには通わず独学だったので、現役の先生に見てもらえたのはありがたかったです。ときには遠慮しすぎず人を頼るのも一つの手です!

■教員になるまでは長い道のりでしたね。教員採用試験の勉強の合間の癒しはありましたか?あったら教えてください。

(宇佐見)練り香水とハンドクリームです。勉強の合間の気分転換や試験前などに香りで緊張がほぐれたら良いなと思い使っていました。

(永澤) 漫画です。週1回の更新を楽しみに頑張っていました。

(田代) 教育実習で生徒たちからもらったメッセージです。もらえると思っていなかったので教室で大号泣しました(笑)机に立てかけながら、頑張って勉強していました。

■どんな教員になりたいですか?

(田代) 生徒と共に成長できる教員になりたいです。教育実習では、私から生徒に教えること以上に生徒から多くのことを学びました。生徒との関わりを通して自分自身も日々成長できるように、生徒から学ぶ姿勢を持ち続けたいです。

(永澤) 親しみやすい教員を目指しています。親しみやすく、信頼のある教員になれたら、生徒たちも悩みを打ち明けやすくなると思っています。

(宇佐見)まずは授業力をしっかりと身に付けたいです。教科の専門性はもちろんですが、生物・理科に興味をもって取り組んでもらえるような授業ができる教員でありたいです。

■最後に、同じく教員を目指す学生たちにメッセージをお願いします!

(宇佐見)平日の授業や実習に加えて教職課程を履修するのは少し大変かもしれませんが、その分、得られるものも多いと思います。少人数だからこその団結力や先生方との距離の近さが日獣の教職課程の魅力の一つだと感じています。教職を目指す皆さんも頑張ってください!

(田代) 最近は教員に関わることを頻繁に目にする世の中になって、私も教員を目指すに当たって色々な人から本当に色々なことを言われました。周りの人の意見を聞くことも大切ですが、一番は自分がどうしたいかです。日獣には教職過程を共に頑張る素晴らしい仲間がいます。先生や周りの仲間を大切に、諦めずに自分のやりたいことに向かって頑張ってください!

(永澤) 土曜日を教職の授業に費やしてきた期間は無駄ではありません!採用試験は難しいものが多いですが、教職課程の先生方は優しい方ばかりなので頼りにしながら頑張ってみてください。いつか、同じ教員仲間になれたらうれしいです。