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「この一冊」 - 図書の紹介- 200908号 | 「世界朝食紀行」
分類番号は596.04(書架番号16)
図書館入って左側。ここと、
分類383.8(書架番号2)
には食文化の本、とくに各国・各時代のグルメ本がヒソカに充実している。旅行前にはチェックしていくのがオススメ。
世界朝食紀行
西川 治著 (マガジンハウス 2000年)
2009/5/1更新 200908号
「朝から食べる。世界を食べる」
『かもめ食堂』という映画は、すごい評判だった。「超、混んでる」誰もがそう言う。
仕方ないので平日の初回、それも上映開始より1時間以上も早く駆けつけた。なのに受付嬢はこう言ったのだ「今ならなんっとかお座りになれるかもしれません」。
その魅力はなんだったのか。とりあえず私は、観ているそばから、おなかがすいてすいて仕方なかった。かもめ食堂で出される食事は、あまりにおいしそうすぎた。
上映が終わった途端、あちらこちらから「なに食べに行こうか」という言葉が飛び出していたのは、昼食前という時間帯のせいだけではなかったと思う。
本書も、そんな本である。
著者が、世界各国、さまざまなシチュエイションで食べた朝食をふり返る。ホテル、カフェ、市場、屋台、駅、荒野…それらの描写は鮮やかで、生き生きしていて、まるでそこにいるような気がしてくる。
そして、ふと空腹をおぼえる(ような気がしてくる)。
その状態で読むのだ、その朝食のありさまを。熱いコーヒーや、溶け出したバターや、焼きたてのクロワッサンや、トルティーヤ、ステーキ、フォー(麺)、じゅうじゅう言う卵や魚や肉や臓物、あつ~いご飯や粥や麺などの匂いを、音を…また、おなかがすいたよ!この、朝食というのがミソなのだ。有名レストランのフルコースなどではない。だからなのか、読むと、想像がついてしまうのだ。「これは、おいしそうだ」と。
旅行中、いちばんシッカリ食べるのは朝食だ。空腹で慣れない処を歩くのは心もとないし、まともに昼食にありつけるか覚束ないことも多い。
でも、朝さえ充分に食べておけば、なんとかなる。
まずはホテルや駅で食べる。そして慣れた頃にようやく、早朝の街に出てみる。朝の空気は独特だ。どんな観光地でも、ひとの生活の匂いが、朝とともに街にあふれ出してくる。
そういう意味で本書は、旅の本でもあり、生活の本でもある。食べものとは実に多くのことを語る。旅の想い出にしても、何割かは必ず食関係で占められる筈だ。ひとが食べるのを見ているだけでも、こと、食べものとなると、それぞれが鮮烈で、ときに生々しい。
本書の文章は無造作で、独白っぽい。句読点までスッスッスッと読みすすめていくと、街を歩いている感じがする。合わせて42回分の朝食の描写がある。読みでがあるので、まずはしっかりと食べてから、どうぞ。
いや、待てよ、空腹時のほうが、おもしろいかな…。
図書館 司書 関口裕子