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「この一冊」 - 図書の紹介- 200915号 | 「日本の食文化」
分類番号は596.21
。電子資料閲覧室の壁(ガラス窓)沿いにあります。関連図書も要チェック!『和食と日本文化』『論集江戸の食』『宮廷柳営豪商町人の食事誌』『江戸期料理人の記録』『外来の食の文化』などなど(すべて分類383.8)。『江戸の料理と食生活』はビジュアルも楽しい。
日本の食文化
(キッコーマン映像ライブラリー 世界の食文化 1995年)
2009/8/15更新 200915号
「おいしくて、きれいで、なぜかなつかしい」
“おいしいDVD”をご紹介したい。ボックスに5枚も入っているから、サクサク書く。
「日本料理ともてなしの心」(35分)は、あまりにも有名な老舗<吉兆>の創始者・湯木貞一の紹介である。<吉兆>は偽装スキャンダルで品を下げてしまったが、その料理のしつらえには、絵的に圧倒されてしまう。季節に合わせた部屋のたたずまいから器の選び方まで、もはやアートであろう。「懐石、しつらう~食卓と日本人~」(25分)は、“料理をしつらう”ということを、神々への供物から本式の茶懐石まで描く(茶席に出たことのない身としては、未知の世界だった)。「舶来の日本料理~食文化の翻訳術~」(29分)も、稲作から始まった“食の伝来”を、日本食が海外に渡っていくところまで見せる。
そして!「食は江戸~江戸前の料理と外食~」(29分)は、空腹で観るのはツライ一編だ。蒲焼やらお寿司やらお蕎麦やら、なんせ「旨そう」なのだ。長谷川平蔵が「む、うめぇ」と言いそうなのだ。私だって言いそうなのだ。
あぁ…これはもう、食が連綿と受け継がれてきた文化だということでしょうねぇ。江戸の食は現代でも立派に息づいていて、味もよく知っているから、見るだけでお腹が鳴る。
しかし、では、京都に伝えられてきた “おばんざい(お惣菜)”を、四季を追って見せる「おばんざい歳時記~庶民の味覚と四季~」(27分)が美味しそうに見えるのはいったい何故か。それほど身近なものではないのに。これは、日本人ゆえなのか。
料理は、味だけではない。それは、日本料理に限らない。
フランス料理、中華料理、どこの料理にしても、デコラティブで遊び心に満ちている。それを映像にしよう、という試みは、だから、正しい。例えば『バベットの晩餐会』や『かもめ食堂』、『恋人たちの食卓』、観終わって食事に直行!という映画は沢山ある。
が、本作は、文化史をきちんと踏まえたノンフィクションでも、これだけのものがつくれる、という好例だ。映像が、とてもいい。
そして、日本食が「季節感」というものを命題に持っていることを、本作が的確に捉えているのが大きいのではないだろうか。
いつも同じ味、は無い。が、季節がひとめぐりすると、また、味わえる。
歳を取り、時代も変わり、もはや還らぬ味があったとしても、また新しい季節の味覚がある。それは「料理をしつらう」という心根が消えない限り、絶えることはない。
それは、人の営みに似ている。だから、ドラマが見えるのだ。
おばんざいを見て好ましく思うのは、歳を経ることを、四季を追うことで体に馴染ませてきた、日本人の本能のようなものが反応するからかもしれない。
これは余談だが、誰か、茶道映画をつくらないかなぁ。『めがね』とか『シコふんじゃった』のノリで…おいしくて、可笑しくって、彩りのうつくしい、ふかいふかい映画がつくれそうな気がする。
図書館 司書 関口裕子