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「この一冊」 - 図書の紹介- 200919号 | 「おもしろ解剖学読本」
分類番号は491.1
。当館では初版・3版と、この4版を所蔵している。返却された本を偶然開いてみたら面白かった。このように、最近はちょっと変わった切り口のテキストも増えてきたので、新刊は要チェックだ。
おもしろ解剖学読本 改訂4版
加藤征治・三浦真弘 ( 金芳堂 2004年)
2009/10/15更新 200919号
「カラダには、ホネと筋肉と内臓とモロモロの…おもしろ話がつまっている」
このコーナーでは基本的に「埋もれた図書」をピックアップしている。新刊でも「大学の勉強とは直接関係なさそうでも面白そうな図書」を選んでいるつもりだ。何故って、そういう図書は書架に並べられたが最後、誰にも気づかれず、ながいながーい眠りについてしまったりするからだ。 が、本書は違う。なかなかの人気本である。そして、読んでみると、なるほど面白い。
本書では人体を、 骨格系/筋系/循環器系/呼吸器系/消化器系/泌尿・生殖器系/内分泌器系 /神経系/感覚器系 に分けて、それらの解剖学用語と解説を記載している。この解説がなかなか粋なのだ。まえがきを読むと「とかく用語の羅列・解説で無味乾燥になりやすい」解剖学の学習を、「効果的に」「できるだけ興味深く」したいと模索してきた、とあるので、努力と工夫の結晶なのであろう。
いいなぁー、こういう図書。すごくいい。だって、勉強とはそもそも何かを「知る」ことであり、「知る」とは本来、ワクワクする面白いものの筈ではないか。そしてそういう風に知ったことは印象が鮮やかで、忘れにくいものである。ますますありがたい。
解説の内容には、さまざまな切り口が見られる。 エピソードとしてギリシャ神話や聖書、解体新書、ダ・ヴィンチやナポレオンまで登場する。語源の紹介もラテン語・ギリシャ語、英語から漢字の成り立ちまで取り入れている。
トリビア的なのは前回の『クスリ奇談』を思い出すが、本書ではこれらがちゃんと意味があるのがポイントだ。解剖学用語には、その対象のカタチや働きを由来とするものが多いから、語源を知るだけでもちょこっと覚えることができる。例えば「椎骨(atlas)」のように、宇宙を両肩で支える巨人神アトラース(ギリシャ神話)を紹介すれば、椎骨の役割が納得しやすいというわけ。
初版が出てから12年、項目も順次追加されているようだ。4版では「回旋筋腱板と腱板断裂」「足関節の運動」といった骨格系、「脳細胞は再生する?しない?」「視床-女性好きを決めるニューロンの局在?」などの神経系に追加が多く、他に「親指の内転と掌側骨間筋について」(筋系)、「動脈の同定とは?」(循環器系)、「バリアフリーと皮膚」(感覚器系)などの追加がある。
面白かったのは筋系の「手足をつくる遺伝子」で、発生初期の手足の原基に相当する肢芽細胞内にあるタンパク質「ソニックヘッジホッグ」がセガ・ジェネシスのキャラクターから命名されたというあたり。これだけで門外漢の筆者でもカケラは覚えることができる。そしてついついウィキペディアまで見に行っちゃったりして「ポケモン遺伝子」や「ピカチュリン」なんかを知ってしまったりするわけだ。 思えばこういう命名をするって、さぞかし科学者冥利に尽きることだろう。羨ましい。
そんなこんなで、勉強しながら楽しめる、貴重な一冊
図書館 司書 関口裕子