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「この一冊」 - 図書の紹介- 201012号 | 「 にほんのいきもの暦」
分類番号は468.5。
花の写真ももちろんキレイだけど、鳥ってほんと、かわいい。
これら鳥や花の写真と、その名前のカードをつくって、ペアにして、カルタやトランプみたいにして遊ぶってどうだろう。どこか作らないかな。
にほんのいきもの暦
日本生態系協会 ( アノニマ・スタジオ 2009年)
2010/09/16更新201012号
前回が魚尽くしだったので、今回は水中から地上に上がって本を探してみた。
これもまた大変にうつくしい一冊。
タイトルの「いきもの暦」の「暦」は、本書では「二十四節気」。二十四節気の説明はなかなか難しいが、明治になって太陽暦が採用されるまで、日本は太陰暦を採ってましたよね。そのとき、なんかほんとの季節感とは合っていないぞ、という太陰暦の弱点を補強するために使われていたのが二十四節気。
そして、そのひとつの節気をさらに三つに分けて、だいたい五日ごとに自然現象を表した名前をつけたのが「七十二候」。本書にはこちらも書かれている。
まぁ、その日本独特の暦の成り立ちについては詳しくは本書をお読みいただくとして。
具体的に、例えばこれから迎える「秋」は、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降の六つの節気に分けられている。そして例えば「秋分」には、初候「雷乃ち声を収む(かみなりすなわちこえをおさむ=雷が鳴らなくなる)、次候「虫蟄れて戸を坯ぐ(むしかくれてとをふさぐ=虫が隠れて戸を塞ぐ)」、そして末候「水始めて涸る(みずはじめてかるる=田から水を抜いて乾かす)」と、三つの候が添えられているわけだ。
「秋分」の中身を見てみよう。
まず、見開き二ページで仲秋の名月についてわかりやすい説明がある。続く写真ページでは藤袴や山萩、葛、桔梗、女郎花といった名高い秋の草木を紹介してくれるが、同時に「山路杜鵑草(やまじのほととぎす)」や「雀瓜」といったあまり馴染のない植物も見せてくれ、それに「日本金蛇」や「一文字挵(いちもんじせせり:蝶)」、「小翅稲子(こばねいなご)」などの昆虫が続いている。
そのあとに、コラムとして「すすきのおはなし」。他の節気にも「春の七草のおはなし」「擬態のおはなし」「草木染めのおはなし」「ひっつきむしのおはなし」など、知ってはいるけど実は詳細はぼんやりしている、日常のあれこれのコラムが収められている。
どの写真も、それは見事だ。文章もやさしく、簡潔で品がいい。
つまりとてもお行儀のいい一冊なのだが、どうもそこに収まらないのである。生き生きしているし、ところどころ茶目っ気もある。写真の鮮やかさのせいかな?
いや、やっぱり二十四節気・七十二候の面白さ、草木や昆虫や鳥の名前の妙味や、その由来の奇抜さが大きいと思う。はねを開いた姿がしじみ貝を開いたみたいなので、蝶に「~しじみ」という名が多いとか、本書で初めて知った。あめんぼを「水馬」と書くとかね。他にも、形が陣笠に似てるから「陣笠葉虫」という、キラキラした葉虫がいて、それが昼顔の葉っぱを食べるとか、未知の世界でしたよ。
本書の最大のこだわりは、紹介された「いきもの」は、すべて日本の在来種だということだそうだ。絶滅してしまいそうな「いきもの」も、敢えて載せているという。
ハードカバーではないので、旅行のときなど携帯し、見かけた花や鳥を探してみてもいいかもしれない。でもそのときは、図書館の本じゃなくて、購入したのにしてね。
買っても、損はしないと思うよ。
図書館 司書 関口裕子