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「この一冊」 - 図書の紹介- 201017号 | 「解体 ボーイング747」
ボーイングの777型機のエンジンは2基になったが、その代わり推力が倍のおそろしくビッグなものだ。が、その日がきたらきっとリサイクルされるに違いない。こんなチャレンジを見逃さないヒトがきっといるよね。
解体 ボーイング747
(National Geographic DVD-Videoシリーズ 2008年)
2010/12/01更新201017号
気がついたらもう12月! 今年1度も視聴覚資料をとりあげてこなかったので、このあたりでひとつ、当館所蔵のなかでは珍しいテーマのDVDをご紹介してみよう。
全長70mあまり、最大離陸重量が400tにもなる巨大旅客機、通称“ジャンボ・ジェット”ことボーインク747型機を1機まるまるリサイクルする!いうドキュメンタリーである。
目標額は680万ドル(撮影当時のレートで約7億円)。ボーイング747は1機1億5千万ドルを超えると思われるが24年も飛んだ機体である。バカにできない金額だ。この目標額を達成するためにリサイクルするのは機体の実に「98%」! さて、いったいどこを、どのようにしてリサイクルするのだろうか。
なんだか無機質なハナシのようだが、これがものすごい、熱気でムンムンするような、ホットでマッチョなドキュメンタリーだったのである。
猛暑のアリゾナを舞台に熟練の整備士たちが数人でチャレンジする、この3ヶ月ほどの大仕事は時に命がけである。リサイクルの最大の“売り物”であるエンジンは1基が約5.4t。747型機はこれを4基搭載することで、最高時速900kmで500人以上を運んできた。この巨大なシロモノを取り外すのだが、地上3階の高さから、どーやって吊るすの?!ということから考えねばならない。吊るし方によってはエンジンが振り子のように揺れてしまう。繰り返すが5.4tである。ヒトに当たったら間違いなくお陀仏だ。
実際に、登場した整備士のひとりは実兄をこうした作業中に亡くしてしまったのだそうだ。だから、身長190cmクラスの屈強な男たちの表情は、ときに真剣を通り越して恐れすら見せている。さまざまな重機を使いはするが、駆使すべきなのはその頭脳と人力なのだ。
ジャンボは大きすぎて格納庫には入らない。作業は屋外だ。電気系統は切られていて冷房はない。外の気温は40度を超えている。
その中で、燃料を抜き、あらゆる計器(ブラックボックスを含む)を外し、配管を外し、気象レーダーを外し、ノーズコーン(機体先端の円錐形のカバー)からコーヒーメーカーまで取り外して空っぽになった機体をスクラップして、それをアルミと銅とワイヤーに分けてリサイクルするのは、文字通り汗まみれで根気の要る重労働である。が、ジャンボの外壁を「ゆで卵の殻のように」剥いていく過程は壮観だ。取り外したものはノーズカバーまで製造番号を控えカタログに載せ、やがて再びどこかの機体に搭載され、空を飛ぶ。エンジンはすでに予約が入っていて、エンジン4基で600万ドルになる。
かつて、747型機は空の華だった。現在は機体の更新時期を軒並み迎え、その姿を消しつつある。747の後継機であり、“ハイテクジャンボ”と呼ばれた747-400型機は、日本航空では2011年2月のホノルル線をラストフライトとすることが決定している。
それでもこうしたリサイクルによって、機体は空で生き続ける。このチャレンジはオーナーの懐だけでなく、人の心まで潤す何かを持っている。まだまだこうした取組みによって生かせるものがあるはずだ。そのアイディアを見つけ、人智を尽くしてやり遂げるという「仕事」が、これから大きなパワーとなっていくのではないだろうか。
図書館 司書 関口裕子