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「この一冊」 - 図書の紹介- 201101号 | 「ノーベル賞の科学【生理学医学賞編】」
分類番号は377.7。
進路支援図書の「はたらく人々」にとりあげた
『科学者という仕事』
とあわせて読むとまた興味深いかもしれない。両者に共通するのは、独創性がまとう孤独とパワーである。ドラマだ・・・。
ノーベル賞の科学【生理学医学賞編】
-なぜ彼らはノーベル賞をとれたのか-
矢沢サイエンスオフィス ( 技術評論社 2010年)
2011/01/05更新201101号
DVDの豪華版を買うと特典映像がワンサカついてくるが、そのひとつがメイキングである。
ヘタをすると本編より面白い。難問や難題があるほどに見ている分にはエキサイティングだから困ったものだ。
何かが生み出される過程には独特の熱がある。そして、出来上がったものが成功しているならば結末はハッピーエンドなのだから、ハプニングが起こっても楽しめるわけだ。これは映画のメイキングに限らず「誕生秘話」共通の醍醐味だ。
さて、昨年もまた、日本人がノーベル賞を受賞した。
授賞式に至るまで連日さかんに報道されていて、その華やかさはちょっと他では見られないものだった。受賞した研究の内容が理解できなくても、特別講義を完全中継してほしかったぐらいである。文系ニンゲンの筆者としたことが、浮かれているのか? いや、近年、ノーベル賞受賞者がマスコミに登場するたびに感じていたのだが、彼らにはなんというか、包容力というかオーラというか、人間的魅力としか言いようのないものがあるように思うのである。
そしてそれは、本書を読んでみればやはり錯覚ではなかったようだ。
本書には、過去30年間にノーベル賞の生理学医学賞を受賞した15人が登場している。単独インタビューも2本収録されているが、他は1人ずつ経歴や受賞背景を綴ったものだ。受賞の対象となった研究内容についてももちろん記載されている。
研究内容に関する専門的な説明にはやはり、難解なものもある。が、殊更に難しく書かれたりはしていない(助かった)。
掲載されているエピソードは実に多彩だ。ストリート・チルドレンであったり、という受賞者本人の生い立ちが書かれているものもあれば、受賞に至るまでに起こった議論について説明されたものもあった。
つまり、本書は受賞者本人のメイキングであり、研究のメイキングでもあり、ノーベル賞のメイキングでもある。候補者の名前すら明かされず、選考過程についても守秘義務(なんと一世紀間!)に堅く護られ闇に包まれているノーベル賞ならではだ。そして、その特別なメダルに値するほどの研究であるから、研究内容も際立っている。さらに、そういう研究は発表当初は異端視される内容であることも珍しくなく、それを撥ね返して研究し続ける研究者は強い意志と個性の持ち主であろう。実際に、子宮頸がんの原因であるパピローマウイルスを発見したハロルド・ツア・ハウゼン氏は、その指導力や洞察力を高く評価され、こう評されている「ノーベル賞を受賞するような人にはそうした特質もそなわっていなければならない」。
そういう人物や、そういう研究について読むのが、面白くないわけがない。
100年以上の歴史のなかで、欧米人以外で受賞したのはただひとり(利根川進氏)という生理学医学賞に特異な事実、先進的な研究に付き物のさまざまな問題や批判、特許をめぐる駆け引きなど、本書に盛り込まれたトピックはあまりにも多い。が、やはりタブーや常識に強い意志で挑戦し、勝利をおさめるドラマを読むのは悪くない。文系であろうが理系だろうが、本書は知的好奇心というあくなきココロには応えられないご馳走である。豪華版とはこういうことを言うのである。
図書館 司書 関口裕子