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「この一冊」 - 図書の紹介- 201113号 | 「アニマル・ウォッチング-日本の野生動物」
分類番号は481.7。
フィールド・ガイドとしてアウトドアに導く安間氏の本と、屋内にいながらサバンナで動物を見ているような気分にさせるモリス氏の本。本は時として、チームを組んで待っていることがある。
『決定版 日本の探鳥地』
もよろしくね。
アニマル・ウォッチング-日本の野生動物
安間繁樹(晶文社 1985年)
アニマル・ウォッチング-動物の行動観察ガイドブック
デズモンド・モリス(河出書房新社 1991年)
2011/07/19更新201113号
本の樹海のような東京国際ブックフェア会場にて、お、と一冊手にとった。晶文社の『アニマル・ウォッチング-日本の野生動物』(1985年)である。
キレイな動物の絵がちりばめられた装丁。発行の古さを感じさせない。瑞々しい本というのは生き続けるものだ。うれしいなぁとページをめくってみる。ん、待てよ。
「これ、ウチの図書館に入ってる」と思い当たった。
内容からみても入っていないワケがないのだ。もうカバンはすっかり重量感を増している。これはそちらで読みましょう、と諦めて棚に戻した。
週明け、早速に所蔵検索してみた。
検索ワードに「アニマル・ウォッチング」と入力。二冊出てきた。あれ?
一冊はお目当ての安間氏の本。やっぱりありました。が、同じ分類で同じタイトルの本がもう一冊あったのだ。それが『アニマル・ウォッチング-動物の行動観察ガイドブック』だった。
仲良く二冊並んでいたのを、せっかくだからと両方開いてみた。
読むほどに、二冊が二冊とも、面白いほど異なるアプローチで迫ってくる。同じタイトルなのに! これだから本というのは奥が深い。
まず、安間氏の本。
「野生動物の観察の仕方」の本である。安間氏と言えばイリオモテヤマネコ。しかし本書で取り上げられているのはもっともっと多くの動物たち…モグラやコウモリやウサギやクマ、キツネにタヌキにイタチにオコジョ、もうありとあらゆる野生動物たちである。すべて氏みずから「追っかけ」をしてきたわけだから、詳しいといったらない。どこに住んでいるか、どんなときに出会えたか、何を食べるか、食べ跡はどうだ、フンのカタチは、足跡のカタチは、歩行パターンは…酌めども酌めども尽きぬ美酒ではないけれど、あるわあるわ。体験談も臨場感たっぷりで、沖縄の与那覇岳で全身真っ黒のウサギを見つけ「大変だ、クロウサギだったら!」と全速力で追いかけるくだりなどもう、笑いたいやら感心するやら、二キロも走ったかということで「心臓が破裂しそうだった」と振り返っておられるが、まったくご無事で何よりである。松村しのぶ氏の絵もとてもかわいらしい。手もとに置いておきたくなる一冊で、うーん、やっぱり買えばよかったな。
そして、モリス氏の本はこれまたカラフルな、写真がとんでもなく魅力的な大型本。こちらは「野生動物の観察・考察のポイント」の本とでもいえばいいだろうか。「死に真似」「おびき寄せ」「道具を使う」「葛藤行動」「身づくろい」など、それぞれの行動ごとにユニークな例を集めてある。よくぞこんな写真を撮ったもんだ、と言いたくなる「決定的瞬間」が沢山載っていて、それだけでもおつりが来そうである。174ページの、ゾウアザラシとアカシカが、共にうぉぉとのけぞって鳴いている写真を並べたところなど壮観で、ほれぼれ。
二冊に共通するのは、そこはかとないユーモア。そして動物に対する敬意である。観察し、知るのは素晴らしいことだが彼らを追い詰めないでほしい、と、どちらにも書かれている。
お好きなほうからぜひご覧になっていただきたい。二冊とも喜んであなたの手をとってくれることだろう。
図書館 司書 関口裕子