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シュウカツの友

日本獣医生命科学大学 日本獣医生命科学大学
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盲導犬・聴導犬・介助犬訓練士まるごとガイド
(まるごとガイドシリーズ⑫)

(ミネルヴァ書房 2002年)
2009/11/18更新 033号
第1章で、サービスドッグの具体的な仕事内容を紹介、第2章でトレーナーについて身分や技術などを、第3章は各トレーナーの実際の仕事内容、第4章はこれからの課題を説明している。収入や待遇についても言及されている。文字通り「まるごとガイド」。

「ドッグ・トレーニング」は現在では、実に幅広い意味合いを含んでいる。家庭犬のトレーニングを出張訓練するスクールも沢山あるし(“ドッグスクール”で検索すると出てくる。本学卒業の方もいます!)、災害救助犬や麻薬捜査犬といったサービスドッグも多岐にわたっている。当然、トレーナーもより専門的になってきているわけだが、共通して言えることは「犬とはもちろん、人とも対話する職業である」ということだろう。犬をトレーニングしながら、ユーザーである人間ともコミュニケーションを取り、双方に幸福をもたらす結果を導かなければならない。
本書の随所に何頭ものサービスドッグが登場するが、その数だけユーザーもいて、それぞれエピソードが個性的である(トレーナーへのインタビューも多数掲載)。また、ページ欄外に細かなデータが詰まっているので、要チェック!